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2020年11月 6日 (金)

鬼滅の刃

そんなにすごいって、どんなにすごいんだ?

コロナ禍の日本を救うキラーコンテンツと言われる「鬼滅の刃」、あんまりすごいと言われるのでついついどんなものか見てみたくなった。

いや、見てみたくなった・・・というよりは、それだけ評価を受けているものを見てみる気持ちを失ってはダメだよな、という感じで見ることにした(理屈っぽい)。

会津から映画を見に行くとなるとやはり、今は米沢、郡山はクラスターが発生しているし、新潟は遠く人が多い。

米沢のイオンシネマでは、一日に実に15回も上映している。シネコン独占状態といった感じだ。

お断りをしておくが、ここから先は「鬼滅の刃」の予備知識ゼロ、漫画も読んだことがないし、テレビもDVDも見たことがないおっさんが書く感想と思って、「それは違う!」などと怒ったりしないで読んでいただきたいと思う。

「鬼滅の刃~無限列車編~」という映画を見たというお話だ。

休日ではなかったので子どもはいなくて大人ばかり、それでもひと席ずつ開けた館内に4割くらいの人。すごく大きなポップコーンを抱えて『映画はこうやってみるもんだ!』というマニアックな感じの人が多かった。

いよいよ上映開始、正直なところ始まって10分ぐらいで、最後まで見てられるかしら?と不安になった。

シリアスな感じなのかな?と思っていたら、場面によってはキャラクターがドタバタマンガキャラに変身、流れも良くつかめないし、なんだかなぁ、という感じ・・・。

車掌さんが切符に鋏を入れる頃には、一瞬、鬼の魔法にかかったようにガクッと寝落ちしてしまった。(夢は見なかったけど)

煉獄杏寿郎が出てきて、彼が「柱」と言われる強いリーダーの一人で、この無限列車の中で鬼との戦いが繰り広げられていくのだな、とだんだん飲み込めた辺りから目が覚め、凄まじい戦いが繰り広げられていく。

結局は、2時間ほどを見終えて、最後には「なるほどなぁ~!」という、淡い感動のようなものさえ覚えた。

終盤、館内にはすすり泣く声も聞こえた。帰る際には「俺、泣いちまった~」という野太い声も聞こえてきたほどだ。

鬼と闘う、鬼殺隊の少年たち、それを助ける柱の剣士たち、信頼と友情、仲間を励ましエールを贈る熱い熱い決め台詞の数々。

物語りの構成的にはあのスターウォーズと似ているな、と思った。

次々とものすごいパワーの鬼が登場するのはまるで、ダースベーダーが率いる帝国軍のようだ。

「柱」と呼ばれる剣士はジェダイの騎士、フォースは「信じる力、正義」と言い換えてもいい。猪之助とかナントカとか、それぞれに違う色や形状の刀を持っているところは、まるで色違いのライトセーバーのようだ。

人を食う鬼が出てくるので残酷なシーンもあるが、子どもたちの心に刺さるであろう、なかなかに良い言葉も満載なのだ。

アニメというと、その声を誰がやる(有名俳優)というのが話題になったりするが、鬼滅の刃は、私の知る限りすべて声優さんが全力の演技、ならぬ声技を見せつける(聞かせる)そこもまた、これはこれで好感が持てた。

鬼にみぞおちを突き破られた煉獄杏寿郎、子どもの時に母親から「どうしてあなたは人よりも強く生まれたか分かりますか?」と問われる。当然、鬼をやっつけるためでしょう、と思うが、美しいお母さんは「あなたの強さは、弱い人を助けるためにあるのです」と杏寿郎を抱きしめるのです。

初めて知った煉獄杏寿郎、その活躍ぶりも知らないままに朝日に照らされてお別れになってしまったけれど、確かにかっこよかったです。

傷つきながら何度も鬼に「こっちの世界に来い!」と誘われるけれど、杏寿郎は頑としてダークサイドに落ちることを拒み続けるのだ。その命を懸けて・・・。

世界中にブームを巻き起こそうとしている「鬼滅の刃」、その底辺には、この世を鬼から救い出そうとあがく少年たちの信頼と友情、そして愛が溢れているという事が分かった次第でありました。

すぐにマンガを全巻大人買いしようとか、テレビのDVDを借りようとかまでにはならなかったけれど、人気の秘密は理解できた。

この鬼退治で日本経済が息を吹き返すなら、それはそれで目出度いことと言えるだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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