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2018年4月

2018年4月23日 (月)

桜巡り

今年の桜は早い。会津盆地の底の方はもう葉桜だ。

この週末、気温が滅茶苦茶に上がるとの予報、熱中症への注意喚起もなされている。

土曜日は快晴、久しぶりにA1でドライブすることにした。小さいがスポーツタイプなので足回りはしっかり、キビキビ良く走る。

滝沢峠を上って湊へ、そこから青松が浜、船津と猪苗代湖をぐるりと一周して、観音寺川の桜を見ようという段取りだ。

滝沢峠を登りきったあたり、会津若松市とは200メートルぐらい標高が違うのかな?そのレベルがちょうど満開で、どんぴしゃのタイミングだった。

春真っ盛りの湊を走る、そこここに満開の桜がポツリポツリ、畑仕事も始まったようで実にのどかだ。

廃校になった小学校を利用して地域の方が開いているというカフェに寄ってみたが、休みらしく誰もいなかった。きっと農作業が忙しいのだろう。

青松が浜、湖水脇の道路を走る。

ちょうど磐梯山のまっ正面で素晴らしい景色だ。この辺りの湖水の底は石で、透き通った水に遠くまで湖底の石が見える。そのコントラストも素晴らしい。

船津の湖畔に小さな手づくりパン屋さんを見つけた。本当に小さく、女性が一人でパンを作っている「komugi」と言う可愛らしい店だ。

食パンと、調理パンなど5,6個買ってちょうど1000円と値段も良心的、結構遠くからもお客さんがあり、これからのシーズンには開店15分ですべて売り切れなんて日もあるらしい。

「一人で作れる数には限界がありますから・・・」とパン屋さんは笑っていた。

猪苗代湖をぐるっと回って志田浜へ。志田浜から川桁方面に向かうと、どんどん車が増えてくる。ほとんどが観音寺川の桜が目当てだ。他県ナンバーも多い。

観音寺川に近づくと交通規制がされていて駐車場も満杯、ようやく見つけた隙間にA1を停めた。

川沿いに歩く人が溢れかえっている。

段々に流れる観音寺川、両側の桜並木は満開だ。

川には5,60メートルごとに7,80センチほどの段差が付き、小滝になって流れ落ちる。

そこで響く水音、小滝の部分の水が真っ白に流れ落ちて、見事なアクセントになっている。

桜並木の長さも結構あり、評判になり人気が出るのも、なるほど!とうなずける。外国人観光客もかなりの人がいた。

川べりではシートを広げてお花見を楽しむ人もいる。さすがに多人数のどんちゃん騒ぎと言うのは見なかったが、家族連れのピクニックという人たちは結構いた。

神社にお参りして「さてと・・・」、もう昼も過ぎていたので川桁の目に付いた食堂に飛び込んでみた。味噌ラーメンとオムライスを食す。

川桁から猪苗代へ。磐梯山のふもとの広々とした田園地帯の中をあっちこっちにクルマが行き交っているのが見える。空は青、まだ少し白い雪が残る磐梯が尖がっている。

猪苗代からは高速に乗った。高速の走りも良い。

「ホントに楽しい車だな、このクルマは。乗ってって眠くならない」「この6月で車検よ」「早いなぁ、もう5年か・・・。でも、孫が二人になったらこのクルマじゃちょっと狭すぎるよなぁ」「なんといってもベビーカーが後ろに積めないからね・・・」

ってなことを話しユーミンの新しいベストアルバムを聴きながら、あっという間に若松インターに到着。

桜もドライブも堪能した、半日。つくづく会津は良い土地だ、と改めて・・・。

2018年4月19日 (木)

涼颯会

遂に初めての句会が開かれた。

昨秋、宗匠(句会の指導)を勤めてくださるという会津高校のR子先生が見つかり、それではやりましょう!となっていた句会が、思いの外、メンバーが集まらずとん挫しかかっていた。

ところが、このR子先生を見つけてくれた郡山のT夫人が大変に熱心で、ご自分も郡山から参加するし何人かを必ず見つけるから、という事になり再びチャレンジ。

当方は私と後輩の現代詩人のTくん、ロータリーの先輩で落語の好きなSさんのご夫婦の参加が決まり、T夫人が6名の女性を集めて総勢が11名となり、初の句会が開かれることになった。

まずは会場の手配だ。宗匠の空いている第三火曜に會津稽古堂の研修室を予約する事にした。

稽古堂は何度も使ってはいるが、自分で会場を確保するのは初めてのこと。

申し込みに行って、一応の書類を私を代表にして書いた。

「団体名は何ですか?」と聞かれたので、句会とするのも恥ずかしく、とっさにR子先生のひと文字と、孫のひと文字を取って「涼颯会」と、その場で付けた。

使用量は1時間100円、リーズナブルだ。

という訳で初の句会は、4月17日に欠席者2名の参加者9名+宗匠で行われた。

全員がほぼ初心者。

今後の会の運営方法を決めて、自己紹介に時間を費やした。

宗匠であるR子先生のごあいさつをいただく。拍手!

メンバーの中のKさんが大変気のきく方で、コーヒー、紅茶、お茶の用意などをしてくれ、T夫人がクッキーなどお菓子をもってきてくれたので、場の雰囲気も大分和んだ。

私としては、初対面の方はお一人だけだった。知人が多かった。

みなさん、仲良くやっていける雰囲気で一安心、二安心だ。

という事でいきなり句作に挑戦と言う事になった。「桜」と「星」、桜はそれに類するどんな春の季語でもOKという事でやってみることに。

短冊の紙に書いて宗匠に提出、それを宗匠が番号の振られた一覧に書く。

そのコピーを全員に配り、各自がよいと思う句を三句選んでいくという進め方だ。

宗匠が書き出すので誰の句かは分からない。そこから各人がよいと思う句を三句選ぶわけだ。もちろん、自分の句をいただいては(選んでは)いけない。

すでに何句か準備をして来た人もいた。

そして・・・宗匠が読み上げる。

「誰誰選、*番、;番、@番」という風に、誰が何番を選んだか発表していく。

これで一番票の集まった順から天・地・人となるのかと思っていたら、R子先生は、そういうのはあまりやらないんですね、と言う。

「順位をつけてどれが良い句かを競うという事じゃなくて、みなさんが自由に合評する。難しく考えないで自由にやって欲しいんです。票を集めた句はいいところがあるでしょうけど、参加する方によって選ばれる句は全く変わってしまいますから順位を付けるのはあまり意味がないと思うんです」

と言うことだが、やはり誰かに選んでもらい、その票が多く入ると嬉しい。

ひと通り票が入ると、R先生がここが良い、これは合わないので私は取らなかった、など色々と指導してくれるという事になるわけだ。

そこへ、これはこうじゃないの?のと、こうではどうでしょう?という自由な感想が飛び交い、なかなかスリリングで面白い。

みなさん初心者とは言うもののなかなかの句をひねる。

さすがに季重なりや季語が無いなどの句も何点か見られたが、R子先生は優しく添削してくれる。

そんなこんなで初回はあっという間に2時間15分越え、みなさんそれなりに楽しんだ。

次回の予定を決め、基本的には第三木曜と言う事で今後の進行も決まった。

「いやー、面白かった」「楽しかったですー」の声に呼びかけ人も一応安堵。ま、これからどうなる事やら・・・・大人のお遊びの時間を大いに楽しみたいと思う次第である。

句会がはねて、少々遅いがTくんと「そばの吉兵衛」で一杯やり、クールダウンをすることにした。

さっくりと飲んで、そばをいただく。するとちょうど「吉兵衛」の閉店時間の10時半だ。

俳句にそばはよく似合う・・・今後もこんな感じでいいんじゃない?と思いつつ、夜の灯りに流れる事もなく静かに家路へと向かった次第である。

選の入った私の句

『朧夜の底より招く赤ちょうちん』 『逝く朝の合わす掌春を抱いたまま』

2018年4月18日 (水)

#Me too

ハッシュタグ・ミー・トゥーっていうのかな。「私もです!」と勇気を出して女性たちが声を上げて、ハリウッドの大物プロデューサーに始まり、様々なセクハラの問題を社会にあぶり出した。

世界中で、また日本でもセクハラ、パワハラ(さまざまなハラスメント)は深刻な社会問題であるとの認識が高まっている。

私の周りでも数年前から、いろいろあったが書かない。

今話題は、財務事務次官のパワハラ発言だ。

かばう気などはもちろんないが、その被害を受けたという人が誰一人名乗り出ないというのはどう考えてもおかしい。

名乗り出れば被害者は今後の仕事が出来なくなる、名乗り出た瞬間に進路が閉ざされるとの弁明はあるが、それにしても「ミー・トゥー!」と声を上げなくては始まらないだろう。

こういう言い方をすると怒られるかもしれないが、レイプされたのとは違い、態度や言葉によるセクハラだと思われているのだから、もし名乗り出たらセカンドレイプになる、というのは少々いいすぎではないのかと思う。

もしかして言葉だけではなかったのかもしれないけれど・・・・。と、かえって勘ぐられるのではないか。

仕事が終わってからしかるべき女性のいる場所で言葉遊びのような事をすることはあったが、女性記者に対しては絶対に言ってないと本人が言っているんだから、言われた人がそれは私です、と言わないことにはどうにもならないのではないだろうか。

ましてやジャーナリストとして権力を監視する気概のある人ならば、名乗り出て当然かと思うが、どうなんだろう。

あの音声テープについても、徹底的に科学的な分析をして欲しいと思う。

どこで言ったのか?誰に言ったのか?つなぎ合わせてはいないのか???

もし夜の街のクラブやスナックのお姐さんとの会話を録音されて切り取られたら、世の男性の多くは赤面して、大変困るに違いない。

正直、私だってそんなことされたらアウトでしょう!なんって心当たりは充分にある。

大分前になるが、某新聞社のエライさんとよく飲んだ店がある。

カラオケはないけれど、二人の女性コンビの下ネタ満載の会話が抜群に面白くって、そのエライさんは「すごい!君たちはしゃべるビニ本だ!(古っ!)」などと絶賛した。

もしも、あんな笑える瞬間を記録されて出されたら、世の男性はたまったものではない。

今後、夜の社交場では録音機、スマホなど一切持ち込み禁止!にでもしてもらわないとおちおち酒も飲んでもいられないのではなかろうか?

どこで言ったのか?という状況を問わず「キスさせて」の言葉だけでセクハラだ!と断ずるのであれば、追及している野党の側にもそんな人は山ほどいるだろう。

女性議員はまるで鬼の首でも取ったように言うが、あれもすごくやな感じだ。

ハラスメントは被害を受けた側の意識が尊重される。嫌だ、嫌がらせだ、と感じさせたなら加害者側は極めて不利だ。

それだけに慎重な対応が求められる。

性的嫌がらせだ!と言うならばやはりその嫌がらせを受けた人がいなくてはおかしい。

現在、会津の夜のネオン街は景気も今一とだと言われている。

こんな変な感じが続くと、ますます消費を委縮させるのではないだろうか?

そんなことにならないためにも創り上げたスキャンダルではなくて、被害者は「ミー・トゥー」としっかり声を上げ、立派なセクハラ事件として立件してほしいものだと思う。

ホント良くない。

洒落も冗談も軽口も叩けない・・・なんか言葉狩りのSF小説みたいになっていく気もする。

2018年4月17日 (火)

お初

この冬は寒く雪も多かった。会津磐梯カントリークラブの開場は大分遅れると思われたが、3月下旬のバカ陽気で、一気に雪解けが進んだ。

4月の10日前にはオープンしたということだ。

正式オープンは4月の15日と聞いていたので、ひと組予約を入れておいた。

H先生とゴルフ仲間のTさん、Nさん、気の置けない仲間で楽しく打ち初めともくろんでいたが、どうにも天気予報がつれない。

各局の天気予報士が口をそろえたように「週末は日本列島が春の嵐、天気の急変に気を付けてください!」と呼びかける。

ところが土曜日の会津は実に穏やかな良い天気となった。思わず、今日と明日が反対だといいのに、と思う。

この日は朝歩きをやめにして、家人とお城まで花見散歩に行くことにする。

10時過ぎに出発、軽いビモロシューズで歩く気満々だ。

御薬園前を通り風雅堂へと向かう。御薬園の桜は、昔は道路沿いに大きく張り出していたが枝を払ったのだろう。思いの外、大人しく期待外れ。

花春通りの外堀址の桜は見事、ちょうど満開だ。

風雅堂から文化センターへ向かう。

鶴ヶ城体育館から陸上競技場を見上げる桜が実に良い。陸上競技場をぐるりと囲んだ桜は素晴らしい、鶴ヶ城に来たならぜひ見逃さないで欲しい、ものだ。

文化センターで「会津総合美術展」を開催中、オープニングセレモニーの準備がされ13時からオープンらしいが、「折角だからご覧ください!」と、ぐるりと見せてもらった。

会場で美術協会長のH先生にもお会いし、ごあいさつする事が出来た。

本丸はさすがにすごい人だ。

新しくなった廊下橋が真っ赤に映える。やはり外国人の姿が多く、特に中国系の人々が多かったように思う。

本丸内の「十楽」を覗くが、昼前の時間なのに半分以上が店を閉じており、まるでシャッター通りの趣き。この時期、この時間での閉店にはちょっと観光客もがっかりだろう。

鉄門を通り、北出丸に抜けた頃にはさすがに足もくたびれて来た。そろそろ座りたい。

昼は「吉兵衛」そばにするか、という事になった。

開店10分前だったが歓迎してくれた。

くるみ、ふきのとう、高遠、地鶏だしと、いろんな味を楽しめるのが良い。お店が夜の繁華街の真ん中なので意外と空いているというのもあり、穴場なのだ。

最近覚えて、何度かお邪魔している。

ゆっくり休んで中央通りまで歩き、用を済ませ、帰りはさすがにタクシーを拾った。

穏やかな土曜日だったが、「夕方からは雨風ともに強く大荒れです」と予報が盛んに叫んでいる。

確かに夜半はすごい雨だったらしい・・・と、言うのは私自身うつらうつらしながら、少しも雨も降らなきゃ風も吹かないなぁ、と思いながら寝ていた。

どうやら、明日の天気が気になって眠れない・・・そんな夢を見ながら実は寝ていたようだ。(笑い)

朝は雨、ゴルフ場の1時間ごとのピンポイント予報では9時過ぎには弱まり、風が13時過ぎに強まるとの予報。

みなさんどうしますか?のショートメール、するとH先生から速攻「行きます!」の返信、それでは、といざ磐梯へ。

という事で、今期お初の会津磐梯ラウンドとなった。

はじめの2,3ホールは少し強い雨にあたり、最後の2,3ホールは風が吹き抜けたが、春の嵐と脅かされた予報の中では、まずまず上出来のゴルフとなった。

天気ばかり気にしていた分肩の力が抜けたか、スコアも100点も切りと、私としては上出来であった。

14時前にはゴルフ場を後に。

ゴロゴロ休んで、夕方に家でのんびりと長風呂につかり大汗を出した。

今年何度遊んでもらう事になるだろうか・・・?

ま、お世話になります!

2018年4月16日 (月)

背中が語ってる。

幼稚園から走って帰る孫の後ろ姿の一枚を、娘がインスタグラムに載せた。

初めての幼稚園、慣らし運転の午前保育にも泣いて泣いて、大泣きの日々のFくん。迎えに行ったら家に帰るのが嬉しくて駈け出した時の一枚らしい。

鞄を背負っているけど確かに嬉しそうな背中、その一枚を見て家人は涙をぽろぽろこぼす。

マンガみたいだが、こどもの後ろ姿はジーンと来るものがある。

背中に余るほどの大きなランドセルを背負い、ブカブカの黄色い帽子をかぶり、なぜかとぼとぼと歩く後ろ姿・・・そんな我が子の遠い日の背中にホロリと来た思い出は多くの人が持っているに違いない。

背中には気持ちが書いてある。

いつだったか、新入職員の後ろ姿があまりにも気落ちしたように映り、彼の上司に気にかけろよ!とアドバイスした事があった。

その彼は、公務員になる夢があきらめきれないままに入職し悩んでいた。

結局、その夏に公務員試験に再チャレンジし夢を果たした。

「どうして分かったんですか?」「病院の敷地を出た途端に大きくひとつため息をついた。そしてその背中には、私悩んでますって書いてあったからさ・・・」

いい大人になると口で語らなくても背中で語るという。

職人の世界や、様々な師弟関係では師の背中を見て育つ、とも言われる。

この場合は背中に想いが書いてあるというよりも、その人の生き方や物事に取り組む姿勢をしっかりと見て、そこから学び取れ、盗み取れ!という背中だ。

当たり前だが、師は恥ずかしい背中は見せられない。

で、時々ポーズを取って見栄も張ったりもするがそれもご愛敬、人間らしくていい。

喜怒哀楽のどれが一番背中に出るか?それはやっぱり「哀」だろうなぁ。

『うしろすがたのしぐれれてゆくか』(山頭火)・・・やっぱり深いため息は背中に見事に出る。

そんな背中の語る言葉はあまり聞かないですむ日々が良い、という事か???

なんとか事務次官、なんとか大臣、そしてその上の人・・・最近、背中が泣いているような、いないような。

テレビも顔のアップばっかり写すよりも、時に廊下の奥に消えゆく背中でも写した方が、より多くの複雑な気持ちが伝わるかもしれない。

会津は桜が咲くと同時に花冷えの日々。ストーブ、コタツが全く手放せない。

花見の宴の帰り路、誰の背中も丸まって「いい加減にもう少し暖かくなってよ!」とちょっと怒っている。

2018年4月10日 (火)

ズレた感覚

「これってMさんの息子さんだ。Mさんとは同期だべした?」

と言うので、新入学生(会津高校)の名簿欄を見た。

Mくんは確かに同期、しかし高校生のこどもがいるなんて結婚が遅かったのかなぁ・・・?と思って探したが、Mという名が見当たらない。

「どの子のこと?」「なに言ってんの?担任の先生だべした。ほらM先生」

あ、そっか。息子さんと言われて高校生の方を探したが、我々の息子が担任の先生になっていても何の不思議もない。結婚が早ければ40近いこどもがいたって何の不思議もないのだ。

要はこっちの感覚がズレている。

あの校長先生は今年で定年だって、と言われると何だか大先輩の引退ような感じがするが、定年退職する校長は5歳も年下なのだ。

自分だけは歳を取らない様なそんなズレた感覚を持ってしまうのは私だけではないだろう。

気が付けば、いつしか周りはみんな年下と言う事になっている。

話は全く変わるが、障害のある息子さんを長年に渡り監禁していたというニュースがあった。

こういう悲しいニュースの常と言っても良いが、何年も前に市に相談があったとか、児相など公的機関に何度か接触はしていた、などという事実が後で報じられる。

障害者の方の存在を市が知らないはずはなく、相談も受けていて当然なのだ。

それがなんとなく闇に葬られ、何十年間も周囲が気づかない事態に陥ったりする。

なぜだろうか?

これも感覚のズレが引き起こすのではないかと思う。

役所は数年で次々と部署を移る。その部署で手柄を立てよう!とか実績を残す!とか考える以前にまず無難に乗り切る事が大切。

従って問題を起こさないことが一番であり、前例のない事柄はもの凄く嫌われる。

未知の仕事の責任を自分が取らなければいけないから、だったらやらない方が無難という事になる。

前任から申し送りされた難しい問題も、手を付けるよりは、あわよくばやり過ごす方がいい。そんな感覚のズレ。

きっとこれまでに何度か、あの障害者の方はどうしているか?あの家族の相談はどうなったのか?と、つぶやいた人はいたに違いない。

「それを掘り起こしてお前責任取れるのか?」と言われれば沈黙するしかなかったのだろう。

積もり積もって、いつの間にか誰も知らない事になる。

見当はずれな批判と言われるかもしれないが、障害者やお年寄り、さまざまな弱者の情報が集まるのは役所で間違いない。

もっと積極的に関わっていけば、変わっていく事も少なくないだろう。

・・・・好きで息子を檻に閉じ込めて暮らしていたとは、思いたくもない。

2018年4月 9日 (月)

霜降る中のお爺ちゃん

会津は先週の末からまた寒くなった。

日曜の朝はシューズのひもを締め、歩きだそうとドアを開けたら斜めに雨が降って来た。

こりゃいかん、とリビングでゴムを使ったり、握力ニギニギを使ったり、ソファーに足をかけて腹筋したり、ちょっとばかり運動してマスターズを観ることにした。そば茶をもう一杯。

桜もそうだが、毎年4月初めのマスターズを見ると冬はもう去ったなぁ・・・、初夏に手が届く季節になったなぁ・・・と思う。

が、今年はそうでもなく窓の外はいつの間にか雨が白いものに変わっていた。

嫌になるなぁ・・・と思いつつ写真を撮って、名古屋にいる家人に送ってやった。

いっ時、こんなに降ったら普通タイヤじゃ走れないんじゃね、と思うくらいだったが、やっぱりそれは一瞬だった。

西の空が明るくなって、真っ白になった庭の雪はあっという間に消えた。

それでも気温は低い。

月曜の朝、今年初めて石部桜に行ってみた。

周囲の田んぼには白く霜が降りている。五、六分咲きの朝にしては人影がとても少ない。

やっぱりこの寒さのせいだろう。

今年も石部桜に会い、木に触ってあいさつをする。

なんだか例年とは違う、石部桜の弱弱しい声を聞いたような気がした。

記憶が確かとは言えないが、どうもこの冬の寒さと雪で何本かの枝が傷付き折れてしまっているように思える。

本幹・・・とはいっても幾本かに分かれているのでどれが本幹かは良く分からないのだが、東側の太い幹の色具合が良くない。白っぱけてどうも元気がないように見える。

六百年を越えて朽ちかけた根本のあたり、ゴツゴツした木肌にもどことなく生気が感じられない。

可憐なエドヒガンザクラの花を付けているけれども、石部桜爺さん、大分弱って来ているんではなかろうかと心配になる。

関係者の方々、どうか一度優秀な樹木医の診断を仰ぎ、若干の治療にあたって欲しいと思うところ。なんとかお願いしたい。

本日一気に満開!と言いたいところだが、霜の降りた田んぼに囲まれてなんだか少し気の毒なような石部桜。

六百何十回も過ごした春の中では、それほど特別な酷さではないのかもしれないが・・・心配。

もうちょっと暖かくなって欲しい、今週会津はそんな天気予報です。

2018年4月 6日 (金)

始まりの季節

各社が新入社員を迎え、学校は新入生を迎える。

公立小学校の入学式が行われた今日、看護専門学校の入学式も行われた。

初々しい若者達が看護の道を目指し3年間の勉学に励む。これまでの学校生活と違うのは、それぞれが進路を模索する学びではなく、全員が「看護師になる」という同じ目標に向かって切磋琢磨していくという点だ。

お互いを励まし、似た様な壁や悩みにぶち当たる。それを一緒に越えて行く、絆というか友情は太く強い。

看護学校の同期というのは特別なつながりがあるものらしい。

どうか、誰一人挫折・脱落することなく国家試験を経て、素晴らしい看護師になって欲しいものだ。

ただ、今年のちょっと心配は男子がただ一人になってしまったこと。

これを嬉しいと思うか、嫌だなと思うかは???だけれど、兎にも角にもみんな力を合わせて頑張って欲しいと祈るばかりだ。

さて、ウチの孫ちゃんもいよいよ幼稚園の入園式を迎える。

冬の間、ママの入院などもあり会津にしばらくいたのだが、その間に保育園のお試し保育みたいなのに連れて行った事があった。

初めの「団子刺し」行事は楽しそうに行ったのだが、その後の午前保育では泣いてばっかりいたそうだ。

それから「保育園!」というと「いやだー」と泣くようになってしまい困った。

その延長線上といえるのかどうか、幼稚園にも行きたくないと言い出したらしい。

先の入園体験の時も、後ろにいるママの方ばかりを振り返っていたという。

ふり返る度に瞳に涙が浮かび、何度目かでとうとうこらえ切れなくなってポロポロと大粒の涙がこぼれおち、ママの元に駈け出して来てしまったという。

そんな彼が土曜日に、とうとう入園式を迎える。(なぜかみんなでそのことには触れないようにしている)

家人は入園式が終わったら一度顔を見に行ってこようかな、と言っていたのだが「幼稚園が始まったら返って大変だから、入園式に来てよ」と、娘に言われて木曜日に名古屋へ出かけて行った。

友人のYくんに聞くと「そんなのぉ・・・、ウチの孫も初めは泣いてばっかりだったよ。幼稚園行く時はみんなそんなもんだ、心配すっこどね」と、励ましてくれた。

それにしてもFちゃん、おそらく1,2週間は泣きの日が続くね、たぶん。

ま、その内にお友達が良くって、ママやパパにも背を向けたりするようになる。

ジイジとバアバなら尚のことだ。

鶴ヶ城の桜もほころび出した始まりの季節、愛しい孫はじめ、全ての新人諸君に心からのエールを贈りたい!

2018年4月 4日 (水)

桜咲く

今年の冬は厳しかったから桜が遅れるだろう・・・と誰もがみな思っていたと思う(少なくても私はそう思っていた)が、例年になく早く咲くというから少し驚きだ。

なんでも桜の木は葉っぱが落ちると芽というか蕾の部分に、休眠物質をため込むのだそうだ。

それが一杯あるから秋に急に暑くなったり、冬が暖かかったりしてもすぐに咲いたりはしない訳だ。

その休眠物質というのが、寒さが厳しければ厳しいほど減少してくるらしい。要するに春の開花に備えて行くという訳だ。

あんまり寒さが厳しいと、休眠物質が早目にすっからかんになり、そこに暖かさがやって来ると急に咲いてしまうという仕組みらしい。

厳しい寒さに耐え、万全の態勢を整え一気に咲く、だから今年の桜はこんなにも早いという訳だ。

会津磐梯山の山肌もこのところの温かさで、真っ白けから斑化が進んでいる。すっかり春の山姿だ。

この春には102名の新入職員を迎えた。

こうしてどんどん新陳代謝を繰り返して組織は変わっていくわけだけれども、変わるべきところ、変わってはいけないところのメリハリは大事だ。

その辺りを明日、「個人情報保護法について」の講義のついでに少し話してみようかな・・・。

胸弾ませる新人諸君の姿を見て、休眠物質ゼロの会津の桜も、早や咲き出しました。

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