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2017年6月19日 (月)

絶対じゃない絶対

お酒を飲んでペラペラ話すと、結構頭の回転がよくなる。

ま、良くなって、かなり勢いが付いて来て、その内調子に乗って回り過ぎて、やがて沈没・・・というのが、パターンではあるが、ちょっとお酒が入ると回転がよくなることは確かだ。

話している内に、『あれ?俺はこんなこと考えてたんだ、考えてたんじゃなくて今、話しながら考え付いたんだ!』なんてことがよくある。

とあるイベントの反省会の席、宴席になって周りに観光関係の若い職員が揃った。こんな話・・・。

「産業遺産とかあるじゃないですか?会津にはそういう世界遺産みたいなのはないんですけど、産業(工場)見学って面白いと思うですよね。古くからある昭和電工さんとか、三菱伸銅さんとか、どう思います?」

そこで私「こんな山国に昔から大きな金属工場がなぜ作られたか知ってる?それは水だよ、豊富な水と水力発電の電気。昔は、電気を作ったところで使えば安く使えたわけ、そこでものすごく電気を使う産業は発電所が近いところが有利だったわけさ。猪苗代湖と会津盆地、すごく近いけど大きな標高差があるの知ってる?

 だから日橋川沿いには沢山発電所があるんだよ。見た事ある?古い発電所、雰囲気あるよ~。そういう発電所と金属工場、地域の持っている物語を伝える、それが本当の光を観る、観光さ。他所で流行っているから工場見学じゃなくて、そういう心惹かれる、会津ならではの物語を生むような企画を考えなきゃダメさ、素敵な物語があればどこからでも人は来る。SNSやITで情報は世界中に伝えられるんだから・・・・」

末廣の生酒一本で、このくらい調子のいい言葉がぽろっと出る。

多少、怪しげな部分があるかもしれないが、物語のある観光はこれからますます重要になって来る事は間違いないのだ。

もう一人の彼はこんな事を言い出した。

今ゲームの世界と日本刀が結びついて、女性を中心になかなかの日本刀ブームなそうだ、という事はニュースで知っていた。その日本刀の話。

「足利では400万円かけて、ゲームにも登場する刀一振りを展示しただけで3万人も集めたんですよ。会津でもやりたいと言ったらまるで相手にされませんでした。」

「会津にもそんな有名な刀あるの?ありますよ、それをまずDMM(だったか?)のゲームと合体させて、ゲームの中で有名になった刀を見せるんですよ・・・」

「面白いな、そういう名刀というか、妖刀見たいなの会津にあるのかな?」

「あると思いますよ。日本でも有名なコレクターがいらっしゃいますから・・・」

私「そっかあ、戊辰150年で何やるか分からないけど、戊辰の恨みの刀みたいなの集めたらすごいよな。土方歳三や近藤勇の刀、斉藤一とか佐川官兵衛の刀とか、そんなのあるかどうか分からないけど。『恨み』はちょっとストレートすぎるから『奥羽越列藩同盟の刀達』とかやったら結構受けるんじゃね?ゲームとタイアップしてさ」・・・・その頃には生酒三本は空いてます。

私「でもオタクみたいのばっかりが集まると、あんまりお金も使わないしなぁ。極端にマニアックに偏らない、その辺の塩梅が大事だな」

彼らも大分末廣の生が進んできた。この春からは彼らの宴会では末廣を飲まなくてはならない訳が出来た。

「良いですね、絶対にいけますよ。さっきの工場の話も刀の話も、こりゃすごい絶対だ!メモしておこう」すでに顔が真っ赤です。

酒が進み、話が盛り上がると『絶対、絶対』がやたらと飛び交う。

気が大きくなって、様々な関門や諸問題は一切関係なくなって、なんでもかんでも絶対にうまくいく感じがしてくるもんだ。

ま、それがお酒のいいところでもある。

世の中、瓢箪から駒、酒の上の与太話から生まれた成功例は枚挙にいとまがないだろう。

ま、いうだけ言って、大人しく一次会で失礼したのでありました。

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