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2017年6月15日 (木)

いのちの講演会

順調に育っていた二人目の赤ちゃんに異常が見つかったのは妊娠5カ月を過ぎての事。その赤ちゃんには腎臓が二つともなかった。

それでもお母さんのおなかの中ではどんどん育つ。そして、お母さんから離れて、生まれたなら・・・。

なかなか壮絶なお話、館内は静まり返った。

「生と死を考える会・会津」の会津セミナー・いのちの講演会が開かれたのは6月9日、会津稽古堂。

今回講師を務めたのはフリーアナウンサーの宗方和子さんだ。(郡山市在住)

今から30数年前、日本テレビの人気番組「ズームイン朝!」の福島のキャスター「わこ」としてデビュー、徳光和夫アナウンサーとの絶妙なコンビネーションを見せてくれたあの宗方さんだ。

その「わこ」さんの人生は山あり谷あり、現在の幸せにたどり着くまでは決して平坦な道ではなかったようだ。

彼女には、ここ5,6年、当院主催の「地域医療フォーラム」でお世話になって来た。

様々な医療・健康問題を考えるシンポジウムのコーディネーター、交通整理役として手腕を発揮していただいている。

医療に関する様々な話題は、どうしても専門的になってしまう。

そこを市民目線で、聴衆が分かり易く理解しやすいように。時に優しく、笑いを交えて導いてくれるのが宗方和子さんだ。

アナウンサーの仕事の他にも、専門学校での後進の指導や、いろいろなボランティア活動にも熱心に取り組まれている事は漏れ聞いていた。

そこで、今年のセミナーの講師にどうだろう?と思い付き「やってみませんか?」と聞いてみたのが3月頃だったろうか。

しばし、考えられた後にお引き受けいただいた。結果、本当に当たりだったと思っている。

徳光さんやウィッキーさん、中畑清さんなどから学んだ事などを楽しく披露されて、やがてご自身の歩んできた道を・・・。

アナウンサーを目指して頑張った若い日、二人目のお子さんを亡くされて離婚、シングルマザーとして奮闘の日々、そして不思議な縁で再婚、娘さんとの葛藤の日々・・・・時に言葉を詰まらせて話すその内容に会場全体がグイグイと引き込まれていった。

土曜の朝10時からという時間帯に集まった聴衆はおよそ90名、そのほとんどが涙した、こういう講演会はあまり経験したことが無い。

最後に金子みすずさんの詩をいくつか朗読してくれた。

いのちの大切さ、前向きに生きる事の素晴らしさ、それでも思いのままにはならない人生・・・その先にはきっと幸せが待っていると信じて・・・。

90分間、様々な気付きや勇気を与えてくれた講演会となった。

本職がアナウンサーなので声も澄み、言葉の一つ一つがとても聞き取り易い、それだけによく心に沁みた。

最後には会を閉じる役目の司会者までが、涙で声を詰まらせてしまった。

「またどこかで、お話してください!その時はきっとお知らせください」そんな声を沢山いただいた講演会でありました。

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