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2017年5月10日 (水)

洋画と邦画

「先日、エマからメールが来て、どうだった?と聞いてきたので、慌てて新潟まで走って観て来たよ『ビューティー&ビースト』、いやー、なかなか良かった。で、すぐに良かったよ、とメール打ってやったらすごく喜んでた」

なんて与太話をしながら、小さな店のカウンターでひと盛り上がり。

しばらくすると端の方から真顔で「エマ・ワトソンとお友達なんですか?」なんて訊かれたりする。

んなわけねえだろう・・・と笑いながら「そうだよー、ハリーポッターの時から良く知ってるんだ」とかいうと「へーぇ!」と、どう見ても真に受けている顔だ。

とんだホラ話でも信じられちゃうってのは喜んでいいのかどうなのか?

案外、詐欺師として天賦の才が備わっているのかもしれない、とか思ったりもする。

『美女と野獣』は新潟で観た。(字幕版)行きつけの万代シティのシネコンだが、ちょっと音響が良くなかったように思った。

映画は、ご存知ネタばれのおとぎ話だが、実写版(とはいえほぼCG)で、まさにエマの可愛さが光った。

音楽もキャラクターもコテコテのディズニー映画、世界的な観客動員数を記録したのには異議なしだ。

夏帽子と万年筆を象ったカフスを買って帰って来た。

GWの終盤に今度は米沢に行って『追憶』を観た。日本映画界のレジェンド降旗康男監督、木村大作撮影の話題の映画だ。

岡田准一、小栗旬、柄本佑と、若手実力派が揃い、脇も名優が固めている。リリィさんが亡くなる前に撮ったんだ、と思ってみた。

なかなか良くできた脚本で面白く観たが、どうも時間を短くしたために全体の情感とか、北陸の空気感や都会との対比が、なんだか薄ぼんやりしてしまってたように感じた。

会津に戻る車中。

「ミスティックリバーを彷彿とさせるけどエラい違いだ。あの脚本、クリント・イーストウッドならもっと面白く撮っただろうなぁ・・・」

「なんか、海の感じとか、富山の感じとか、あんまりきれいだなって感じなかったね」

「CGというか、合成シーンがすごく多いんだよ。雪のシーンもあれは合成だよ。雪の中を走る子供の足下とか変だったし、建物も壊すところだけ実写で、あとはCGじゃないのかなぁ」

「岡本くんのこども時代の子役が小栗旬にそっくりだった」

「そう、そう、言えてる。あれじゃ誰が誰だかわからない」

とか、話している内に1時間半もかからずに会津に着く。

新潟よりは大分近いし高速代もかからない、断然米沢だ!とも思うが買い物などのおまけ部分は、やはり新潟、いずれ一長一短と言ったところだ。

降旗・木村の両巨匠、もう80歳になんなんとする日本映画界のレジェンドだ。

もっと予算をたっぷり使って(せめてディズニーの10分の1くらいでも)ロケハンたっぷりやって、思いきって撮っていただいても良かったんじゃないでしょうか。

小栗旬くんもなかなかいい味出してた。

でも、最後のあんな重要な場面、その辺のビルのテラスみたいな所じゃなくて、もう少し映画的な印象的な場面設定でも良かったのではないでしょうか?

困った時のビルの屋上・・・みたいなシーンも多かったし。

洋画と邦画、☆四つと、三つ半と言ったところでしょうか。

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