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2017年5月 9日 (火)

妥協の産物

政治とは妥協の産物だ、とある解説者が言っていた。

スケジュールを決め、そこから逆算する道筋をいきなり示してしまう。それによって議論が動き、仕方なしでも前に進む。

現行、自民党が示している憲法改正案には総裁自身、全く納得してはいないけれど、それでも2020年には改正憲法を施行したいと、いきなりケツを切ってしまう。

あとはどれだけの妥協の産物が出来上がるか、それが勝負、それが政治だというのである。

なるほど。

憲法九条には絶対に手を触れさせないと護憲派は頑張るが、そこが一番、矛盾をはらんだ部分、自衛隊って何なんだ?

今さら自衛隊を不要だという人はおそらくいないだろう。あれが軍隊ではないと思っている人も、多くはない。

なんとかそこだけでもクリアにしたいという一点突破、たとえ理想通りの憲法改正にならなくても、ほんの少しだけであっても憲法改正が出来る、という事が大事なのだ。

それが政治だ。

一度、ちょっとでも動かしたものは、また動かす事が出来る。今度はもっと大きく動かすことも可能になる。

制度を作る、前例を作るとはそういう事なのだ。

たとえ今生きている人間の時間内には出来なくっても、その道筋を作る事が大事、そういう長い目で考えられるのが政治家なのだろう。

ある意味、自分が死んだ先の事は知った事ではない。

今の信念を貫く、たとえそれがその先にとんでもない事になる道筋を作る愚行だったとしても・・・あとは歴史が評価してくれるだけだ、と言って突き進む。

それが政治家。

『ならぬ事はならぬものです!』と叫んでみても、政治の狡猾さの前には、なんとなくこども染みて響く。

「明治維新百五十年」か「戊辰戦争百五十年」か?

かの松陰先生は『百術は一誠に如かず』と言ったけれども、その一誠は、妥協の産物の積み重ねにやがて負けちゃう・・・そんな暗澹とした気分がちょっとする。

それほどひどくはないけれど、ここ会津も黄砂に吹かれています。

クルマがジャシジャシで汚ったないぞ!

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