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2017年4月18日 (火)

やすらぎのひよっこ

夕方帰ってから、もしくは早朝に、録画した連ドラを見るのがこのところの日課になっている。

NHKの朝ドラ「ひよっこ」と民放の昼ドラ「やすらぎの郷」だ。

主題歌部分の早送りなど、もう手慣れたものでチャッチャと見る。

「ひよっこ」はなかなか面白い。その前の「べっぴんさん」はちょっと首をかしげる脚本だった。なんだか大人の学芸会みたいで見ている方が恥ずかしくなるようだった。それに比べたら大分出来が良い。

主演のみね子役、有村架純さんがなかなかいい。「あまちゃん」に出て、お母さんの少女時代を演じて評価を得たらしいが、全く印象になかった。

今回はいい。奥茨城村での高校生のシーンでは、無理やり5キロも太ったというからなかなかの役者根性を見せている。周りを固める役者陣も、良いキャスティングだ。

物語のテンポもよく、次回が楽しみになる。どこまで突っ走れるか、どこまで人気が出るか?楽しみだ。

もうひとつの「やすらぎの郷」はシルバー世代へ向けた連ドラ、倉本聰氏の意欲作だ。

テレビ界の発展に貢献した役者やプロデューサー、脚本家などだけが入れる不思議な老人ホーム。その老人ホームを舞台に繰り広げられる人間ドラマだ。

蛇足ながら、先日、静岡から伊豆、箱根と回ったがその海岸端にあるゴルフ場のクラブハウスがあの老人ホームの建物として使われているらしい。(CGとの組み合わせで)

「ひよっこ」は、屋外ロケやセットでの撮影など大掛かりな舞台で見せるが、「やすらぎの郷」は全くの好対照だ。

ひと部屋の中や、ロビー、バーの一角での芝居で見せる。それも長回しでの一発撮りが多い。大きな動きはないがセリフも多く、細かな心理描写で見せる。

まるで一回、一回が20分間の舞台演劇の様だ。

それがきっとたまらないのだろう。

主役の石坂浩司さん、浅丘ルリ子さん、加賀まり子さん、八千草薫さんなど、いずれもご高齢の名優たちが実に楽しそうで、嬉々として演じている空気が画面から伝わってくる。

脚本家の倉本聰さんも80歳を超えている。それでいて全120回の台本をもう書き終えているというのだから、凄まじいエネルギーだ。敬服。

このドラマ、俺も、私も出たい!という名優たちからの声が引きも切らないそうだ。

案外、好評で120回では終わらないかもしれない。

今のテレビにはシルバー世代が安心して見られる番組が無い!そのアンチテーゼとして描いたドラマだという。

高齢化社会にその挑戦がどう受け止められるのか?それもまた楽しみなところだ。

15分、20分、タイトルやCMを早送りをすると2本合わせて20分ぐらいかな。

ささやかな楽しみが増えた春である。

会津五桜を巡る観光ツアーの大型バスが、石部桜の蕾もまだ固い頃から引きも切らない。

「全く咲いてもいないのに可哀想だこと・・・」と家人と話していたが、ここに来てようやく石部桜もほころび始めた。

ここからの約一週間は、見事な孤高の一本桜に誰もがため息をつく。

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