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2017年1月31日 (火)

ゴッドファーザー

年末に「ゴッドファーザー」のシリーズ三本をBSで放映したので録画して、正月に改めて全作をゆっくりと観た。

第一作は1972年公開と言うからもう40年以上前の映画になる。

大学生で京都に暮らしていた頃、話題の映画で確かスカラ座で見た。誰と観たかは全く覚えていないので、たぶん寂しく一人だったのだろう。

マーロン・ブランドの迫力ある演技、間接照明に浮かび上がる重厚な画面、NYとシチリアを結ぶ音楽、有無を言わせぬ暴力、何もかもが新鮮だった。

アカデミー賞を総なめにしたこの映画は、フランシス・フォード・コッポラ監督の名を映画史に不動のものとして刻んだ。

パートⅡが74年、パートⅢは90年と間があく。その間に青年マイケルは、抗争に巻き込まれた父、そして殺された兄の後を継ぎドン・コレルオーネとして二代目ゴッドファーザーになって行く。

コルレオーネ家の盛衰を描いた大河ドラマ、やっぱり凄い映画だなぁ!と改めて感心した。

1本が3時間近く、また3時間越えの休憩入りもあるから、3本続けると10時間近い。(よほど暇がないと観れない)が、飽きなかったですねえ。

イタリア・シチリア島を追われNYに逃げ延びたヴィトー・コルレオーネ少年は、貧しさの中からのし上がっていく。

その若き日のヴィトーを第三作の回想シーンで演じるのがロバート・デニーローだ。マーロン・ブランドのあのかすれたような独特の語り口を、なぞるように演じる。これがまた見事。

全編を通してマフィア社会に巻き込まれ、シチリアの血を感じながらの苦悩を描く主人公マイケルがアル・パチーノ、その脇を固めて世界的名優がわさわさ出てくる。

イタリア移民は家族・親戚のつながりをもの凄く大切にする、そして事あるごとに集い盛大なパーティを開く。

どの作でもコルレオーネ家の庭で行われる宴会が描かれる。

賑やかな音楽と料理、踊りと酒と歓声、そんなハレ日、屋敷内の一室ではゴッドファーザーを取り巻くもう一つの世界が静かに進行していくのだ。

ファミリーの強い絆の表と裏、陰と陽、逃れられない人間の業がそこにある。

「どうして人を殺してはいけないんですか?」「それはね、恨みや憎しみの連鎖に火をつけてしまうから。そして、困った事に人間はその火を消す術を持っているようで、実は持っていなかったりする・・・・」

因果はめぐるメリーゴーラウンドだ。

主人公マイケルはファミリーを守るために非情の鬼となり、裏切った実の兄までも手にかける。

そして、最後には自分の家族を守り抜こうとして最愛の娘を失う事になってしまう・・・。

光溢れる庭で孫と遊びながら心臓発作で崩れ落ちる様に倒れたマーロンブランド、そしてその子マイケルもまた穏やかな日差しの中で人生を振り返りながら最後には崩れ落ちて、ゴッドファーザーの物語は終わる。

これぞ映画!と掛け声をかけたくなりますな。

我が家はBSの有料放送はWOWOWしか契約していないが、それだけでも丁寧に録画を心掛けるとこんな風に結構な数の映画を楽しむ事が出来る。

TUTAYAなどレンタルビデオ屋さんが、業態のあり方そのものを考え直すような時期に来ているというのもうなずける。

ちなみに10年たった我が家のブルーレイレコーダー、数年前にブルーレイが映らなくなり、年が明けて普通のDVDも引っ掛かって観られなくなってしまった。

仕方が無いので先日、新しいのに買い替えた。

なんでも少し画質を落とすと2900時間も録画できるという凄い容量だ。

ま、会津が雪に覆われた1月、2月は、映画三昧も悪くないかもしれない・・・。

改めてゴッドファーザー、名画です!

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