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2016年11月22日 (火)

思い出してください!!

いつもより遅めに目が覚めた。

こんなことはめったにないが、家人が先に階下に降りて弁当作りを始めていた。

歯を磨き、テレビをつける。

ポットに水を入れスイッチを入れる。

ふーっ、と一息ついたところで右や左から警報音が響き出した。「何事?」と思ったが、すぐに携帯の地震の警報だと気付いた頃には、ぐらぐらと揺れ出した。

ぐらぐらぐらっと来て、少し横揺れのように揺れて、がががががー大きな揺れが来た。

あの時に似てる!と誰もがきっと思ったはずだ。

家人が台所から出てきて腰を低くしている。ダイニングのカーテンボックスの上にズラリと並んでいる土人形がカタカタと揺れ、一番手前の小さな人形が転げ落ちた。

もっと来るのか?と思ったが揺れは次第に収まった。

テレビが一斉に大きな地震を伝える。すぐに福島県沿岸には津波による避難警報が出された。

アナウンサーが叫ぶ。「すぐに逃げてください、海から離れてください。逃げてください。身の安全を確保してください。大声で周囲の人に避難を呼び掛けてください・・・・東日本大震災を思い出してください!」

ズキン!とあの時の思い出がよみがえる。

震度5弱、会津は震度4。太平洋側沿岸には津波警報、注意報がズラリと出ている。福島県沿岸だけが赤い。危険!

すぐに病院の警備室に電話をする。被害の届けはない。

病院のすぐそばに住む総務課長に電話をし、念のため病院に向かうよう指示を入れた。

「昨日の夕焼けがものすごくきれいだったのよ、ピンク色で。東日本大震災の前の日も、もの凄く夕焼けがきれいだったんだ」と家人。

今週、会津にいる娘と孫「何だかこの人、3時ごろから起きて、5時ごろからぐずぐず言い出して・・・分かるのかなぁ・・・」とママ。

子どもは無垢なので大人よりは予知能力があるのかもしれない。

起きては来たが、なんだかぐずって眠そうだ。

テレビはすべての局が一斉に避難を呼び掛けている。

明日からめちゃくちゃ寒くなるらしい。ちょうどあの日もそんなだった。

雪の中をやってきた自衛隊の救急車両、観光バスに乗せられた透析患者・・・。

何台もの緊急車両が、雪の上に付けたタイヤの跡が妙に心に焼き付いている。

あの日の事を思い出してください!

そう、この世に「絶対」なんてことは絶対にないんだと思い知らされた痛い痛いあの日の事。

ちょうど前夜のニュースでは原発の地下水を堰き止めるための凍土壁が写しだされ、担当のお役人が「硬く凍ってますね~」と嬉しそうに地面を叩いていた。

地下水を堰き止めるために大地を凍らせて壁を作る・・・そんな事が本当にできるのだろうか?

人間の浅知恵をまるであざ笑うかのように震源地は福島県沖。

マグニチュード7・4の揺れが、いろいろな事を忘れかけようとしている故郷を襲った。

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