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2016年7月27日 (水)

決定打!

ほぼ月に一度、会津高校の同窓生と麻雀卓を囲む。

今、麻雀をやる人はめっきり少なくなったが、我々の時代は大学の必修科目よりも必修だったみたいに大学の周りには雀荘がいくつもあった。

麻雀はテーブルゲームとしては世界最高のゲームと言える。複雑で波乱に富み、時を忘れさせる。『亡国の遊戯』とまで言われたのもうなずける。

月に一度、半チャン6回、ワインを飲みながらワイワイ卓を囲む。

和やかだが勝負は真剣、その時々で天運・地運・人運が筋書きのないダイナミックなドラマを展開する。楽しい。

勝負事をしていると、どんなゲームやスポーツでも、あそこが潮目!という流れの変わる瞬間がある。

絶対にある。それが分からない(感じない)人はやらない方がいい。

あの一打、あそこで振り込んだ、あそこで上がった事で流れが大きく変わって運気が動く。それは何も上がるだけではなく、敵の失策(エラー)でも起こる。

勝負事は勢いだ。せっかく勢いに乗れる時にビビったり、大胆さを失うとそれもダメなのだだ。思いがけない失策が敵を利することになる。

ゲームではないが選挙もそんなところがあるのではないだろうか。

特に近年のメディア総動員の情報戦では、ほんの数日でガラリと状況が変わるという事がよくある。

今回の東京都知事選挙、前々都知事の長老I氏が応援演説で「厚化粧の年増女に任せるわけにはいかない!」と言い放ったそうだ。

もちろんその前に政策や政治姿勢、国家感などいろいろな事を話した上で飛び出した言葉なのだろうが、強烈な一言は一人歩き、すべてのメディア上を駆け巡る。

彼はこれまで強烈な言葉を放つ事で喝さいを浴び、称賛され続けてきたにちがいない。

対立候補をこけ下ろすことでまたも喝さいを浴びた、とご本にはご満悦かもしれない。

しかし、『厚化粧の年増女』はいただけないだろう。たとえそうであっても、それを言っちゃお終いだ。

何の批判にもなっていないし単なるののしり合い『お前の母ちゃん出ベソ!』と同じだ。

それを感じなくなってしまうところに「老い」の悲しさがある。

結局のところ、女性軽視、男性本位の旧態依然とした体質を露わにしただけだ。

内心では「あの女、嫌い!」と思っていた女性たちでさえも「あんなジイ様にそんなことまで言わっちぇらんにぇがら!」と敵にまわしてしまったかもしれない。

もし、あの女性候補が勝つ事があれば、これは徹底的な潮目だ。

敗北の決定打は間違いなくあの一言だろう。

そして最大の功労者は、皮肉にもそれまで応援演説に立たなかったI氏を壇上に引きずり上げた、自民党の選対本部という事になるのかもしれない。

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