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2016年7月 2日 (土)

早く言ってよ!

成田空港に9名の会津組、加えて中通り、浜通りのロータリアンとその家族、合わせて先発のB組20名が集まった。

ガイド役のスリランカ人C・Mさんが元気にあいさつをする。今回のスリランカ学友会の設立に大汗をかき、幾多の困難を乗り越えて実現に漕ぎ着けた功労者だ。

我々の旅の手配の一切も引き受けてくれ、添乗員役までも買って出てくれた。まったくもって頭が下がる。

加えて日本側の功労者のK先生が、ご自身の出発は三日後のA組なのにわざわざ見送りに来て下さる。

K先生はロータリークラブで米山奨学会に長く携わられてきた大先輩だ。

先生と呼ぶのは彼が泌尿器科医師だから。当院の当該科が人手不足で困っていた折に大いに助けていただいた。

お蔭で今は泌尿器科もすっかり立ち直り、ダヴィンチによる手術も東北でも有数となっている。なのでやっぱり先生だ。

先発のB組全員集合。

C・Mさんが私のところに来て「今夜コロンボに着いたら、Cくんのお母さんと、妹さんが来て一緒に食事するよ」と告げた。

「エー、それはすごい!」

「驚いたでしょ?サプライズだよ、私、驚かそうと思って言わなかったね。ちゃんと手配してますよ、そこまで・・・」と、私の顔を見てお茶目にウィンクをして見せた。

Cくんというのは、私が会津でカウンセラーをつとめたスリランカの学生、会津大学のドクターを取るために今最後の詰めの段階まで進んでいる学生だ。

昨年、お父さんを亡くした。そして今年の暮れにはスリランカでお嫁さんをもらう事になっている。

先日会って食事をし、そんなこんなの近況を話し合ったところだった。

年末の結婚式にぜひスリランカへ!と誘われたが「さすがに12月は厳しい、今回行くのでお母さんにでも会ってごあいさつ出来たらいいね」と話していたが、バタバタして今日になってしまっていた。

内心、あんまり無理を言っても・・・と思ってはいたのだが、裏でC・Mさんらとちゃんと手配をしていたんだ。

「エー、それはすごい!」と一応喜んだわけだが、その「エー」にはもう一つ意味が含まれていた。どうせサプライズなら、昨日言って欲しかったなぁ、の「エー」だ。

だって、昨日分かっていればちゃんと会津のお土産も準備できた。

万一何かの時に備えて日本手拭など、ちょっとしたものはカバンに忍ばせてきたが、それじゃぁね・・・。

急きょ、成田空港の日本土産店で祝いの図柄の漆の飾盆、飾り物にも出来る華やかな絹の風呂敷を求めた。

漆のお盆は当然会津塗ではなく、風呂敷の華やかな図柄は京都の祇園祭だ。

会津でメンバーにお願いして求めればもっと高価なものが格安で揃えられたはず・・・。

でもC・Mさんを責めるわけにはいかない。無邪気なサプライズで気持ち良くしてるし、ここまでのご苦労はきっと大変だったろう。

Cくんの家族はコロンボからクルマで1時間ほどの街に住み、お母さんは教師を退職されたが、妹さん夫婦はお二人とも教師、今日は平日だし会いに来るのも容易ではないはず。

コロンボ到着。シナモン・レイクサイド・ホテル、5星。

バイキングディナーの席でCくん家族と初めてお会いすることが出来た。

本当に優しそうなお母さん、そのはにかんだような頬笑みは日本人のような感じがした。

妹さんはCくんとよく似ている。はっきりした目鼻立ちのダンス(スリランカ舞踊)の先生だ。その旦那さんは細身でなかなかのハンサム、スリランカ人の中では肌の色が薄く、黒いヒゲがよく似合っていた。彼は音楽の先生だそうだ。

昨年、お父さんが亡くなった事のお悔やみを述べ、また今年の暮れの結婚式にはとても来られないことを詫びた。

その分、結婚後にCくんの奥さんが会津に来たらしっかり面倒みるから安心して!とも言いお土産を手渡した。

早速、目の前で開けて、その華やかさに大いに喜んでくれた。でも、私の心の中では「もう少し早く言ってよ!」の言葉がついつい・・・・少々、残念。

とはいえ、いろいろな事を話し楽しい時間はあっという間に過ぎた。

スリランカ初日の夜の出来事でした。

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