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2015年4月

2015年4月28日 (火)

トマトをつくる女(ひと)

先日、今話題の「農業女子」と会って話す機会があった。

市内某所でトマトを専門に作っていて、月に一度は東京の直売所なども訪れるというバリバリの農業女子さんだった。

年齢は秘密だが、アラサーよりは上、アラ還よりはずっと下だ。

それほど日焼けもしていない。きれいな黒髪でひと目でこの人元気だ、と分かる明るい笑顔だった。

元々会津の農家の生まれだったが、進学、上京、就職とお決まりのコースを歩んだそうだ。

何でもバリバリのキャリアウーマンで全国を飛び歩いていたとか。

が、ある日、とある旅先のホテルの一室で「私のする事はこれじゃない!」と、急に思い立ったのだそうだ。

それで会津に戻り農業を、と言うなら話が出来過ぎだが、すぐにそうはならない。

とにかく時間に追い立てられ、日々駆けっこ競争をするような仕事には見切りを付け、気ままに生きることに決め、世界を放浪したのだという。

世界は大げさかな、確かインドネシア方面でした。

そして、本格的に農業に取り組むことを決意し会津に戻られたそうだ。

今、彼女の様に会津全体でも農業に挑戦しようという若者が増えているらしい。

会津はその地名からも分かるように数々の河川や湖沼に恵まれ、全方位の山々の雪解け水が大地を潤す地味豊かな恵みの地だ。

この会津で本格的に農業をやったら本当に良い作物が出来るのではないか、と素人考えだが強く思う。

大地に根を張った第一次産業の振興、そして豊かな自然をフルに活かしたアウトドア産業が、がっちり手をつなげば、これから益々、自然回帰に走るであろう団塊の世代も充分に取り込める。

それと芯の通った教育を融合させれば、次世代を担うこども達も育む事が出来る・・・。

ま、言うだけで「農業」については、食うだけの立場でそんなことも夢見ている、だけだ。

近頃、会津の野菜をどんどん売り込もうという試みがJAなどを中心に積極的に行われているようだ。

春はまず「アスパラ」だという。

市内の多くの飲食店で会津産アスパラが食べられる、そんなきれいなパンフレットが広く配られている。

それを見た家人も最近「まんま~あじゃ」辺りで、よくアスパラを買ってきて食べさせてくれる。フレッシュなアスパラは甘みがあり実に美味しい。

大昔の若かりし頃、アスパラと言えば缶詰のホワイトアスパラと言うのが通り相場だった。

バイト先のサパークラブでホステスさんを脇に置いて、冷たく冷やしたホワイトアスパラにマヨネーズ付けて食べるお客さんを見て、「何とお洒落な!初めて見た!」とつぶやいたものだ。

あのフニャフニャ感と、グリーンアスパラの屹立感。老人と若者の差ぐらいはある。(なんのこっちゃ?)

そのアスパラの次はトマトだそうだ。

トマトとくれば、先の農業女子さんもきっと大活躍されるのだろう。大いに期待し応援します!

ただし、残念なことがひとつ。

彼女がどんなに頑張って最高のトマトを作ってくれたとしても、私、トマトが食べられないのであります・・・・トホホ。

でも、応援します!

2015年4月25日 (土)

どっちが?

初孫が5月に初節句を迎える。

鯉のぼりや兜の飾り、初節句のお飾りをどうするのか?正月頃から気になっていた。

「でっかいのを買ってやるぞ!」と言いたい気持ちを押さえて、お嫁に出した娘だから、先方の家のしきたりに従って・・・と、思っていた。

3月に入っても、どうするか音沙汰がないので、どうしたらいいのか、旦那さんにちゃんと聞いてもらえ、と言った。

そうしてしばらくすると「関西の方ではお嫁さんの実家が初節句のお飾りなどを準備するんだって・・・」と言う返事が来て、慌てた。

親父に聞こうにもとうに居ないし、頼りの叔父もこのところ少々心もとない。そこで、古くからの家具屋さんなら一番詳しいだろうと思い、Oくんに電話をして聞いた。

「そうですね。今は両家で話し合って折半で、などと言うのが多い様ですけどね。ま、中途半端な事言うと大変だからおふくろに聞いてみます」と言って電話口でお母さんに尋ねてくれた。

少々耳が遠くなられているのか、質問のやり取り、答えも電話口から明瞭に聞こえてきた。

やっぱり会津でも嫁の実家が用意をするものらしい。知らんかった!もっと早く出しゃばってよかったのだ。

慌てて、今度の日曜日に久月にでも行って買ってこい!と指令を出した。

会津若松市では雛人形や五月人形を扱うお店がなくなってしまった。

昔は「人形の相良」さんなど、人形を沢山並べてあるお店があって、ウチのこどもたちのは全てそこで求めた。

そういえば、ウチの子たちの雛人形や兜は誰が買ったんだ??

記憶がない。ま、いいっか!

翌日家人が祝いの熨斗袋を現金書留で送った。

初節句の祝いの宴もどうやらこちらがセッティングするものらしい。(おそらく昔は、そうする事で嫁が堂々と実家に孫を連れて帰る事が出来たのだろう)

残念ながらこの連休は多忙で、先方のご両親は家を空けられないそうだ。

そこで、改まった宴と言う事ではなく、我々が東京まで出かけて行ってささやかな初節句の祝いをすることと相成った。

それが一週間後に迫った。即効でホテルも切符も手配したのでOKだ。

一ヶ月ほど前には顔を見ているのだが、だいぶ長い事見ていないような気がするから不思議なものだ・・・。

案外、一番楽しみにしているのはパパママよりもジジババだったりして。早く来い来い初節句!

2015年4月22日 (水)

開幕戦

先日、会津磐梯カントリークラブの「新春杯」に出た。

今年初めての磐梯、また今年も一年お世話になります、とキャディさんやウェイトレスさんなど会う人毎に挨拶される。

H先生、W先生、Tさんと、馴染みのメンバーで回った。が、今年から競技会は仲間でパーティをつくって申し込む事が出来なくなるということだ。申し込みを受けて、組み合わせは競技委員会の方で行うという事になったらしい。

もっとも以前はそういうものだったらしいが、近年はこの人と一緒に回りたいと申し込めるようになっていた。

変更の理由は、慣れ合いをやめて競技に緊張感を高めよう、ということなのだろう。知らない選手同士で回れば、ルール遵守はより厳格になる。

ゴルフでは、池に入ったり、アンプレアブルなどの場合のボールの処理(球を置く位置)は非常に厳格に決められている。

ルール違反という訳ではないが、仲間同士だと一応ルールに則り細かいところは大雑把に、と言うことは、まま生じる。

そういうのをやめて厳しく!というのと、また全く知らない人と周りたいという一部の人の要望も聞いての事だという。

ゴルフ場側は、「好きな人と周れなくなれば参加者は減るでしょうね」と、少しこぼしていた。

だったらやらなきゃいいのにと思うだろうが、そのゴルフ場での競技運営やローカルルールなどに関しては、経営する会社よりもメンバーによる委員会の方の権限が強い。ここがゴルフクラブの面白いところなのだ。

ともあれ、今年はそうなるという事だったが、今回はまったく知らなかったことと、たまたまの空きで申し込み通りに入れてもらったという訳だ。

澄み渡る空に残雪の磐梯山、一部コースの奥には残雪もある。それでも肌をなでる風はすっかり春だ。

モグラが掘った土の跡、加えてローカルルールとして大量に発生したミミズの土の跡は救済を受けられます、との説明を受けてティーオフ。

相変わらず右に左にのゴルフだったが今年最初のラウンドで100点を切っただけでも良しとするほかない。

加えてハンデがあるので7位というおまけまで付いた。

またの雪の季節まで、何ラウンドすることか?

磐梯山を眺め、時に猪苗代湖を望み、相も変らぬへぼゴルフ・・・今年もよろしくお願いいたします。

2015年4月21日 (火)

桁間違いとスイッチの切り替え

だいぶ昔の事、印刷会社に入って間もなくの頃。

スーパーのチラシを担当していて、とんでもない校正ミスで、298円のひと桁を飛ばして98円と印刷してしまい、折り込こんでしまった事がある。

確かマヨネーズだったかな?店から連絡が入って青くなった。

折り込んでしまった以上、間違いです、という訳には行かないというお店側、なんとかご勘弁をと言うこちら側。泣きそうになった。

結局、3日間の売り出しの間、1日200本はチラシ通りの98円で販売し、なくなれば売り切れにして謝る、という折衷案になった。(当時の解決策なので今に照らして正しいかどうかは分からないけれど・・・)

もちろん、桁違いの分の金額は印刷会社の負担、大きな損害を与えてしまって社長に謝ったのを覚えている。

なぜこんなことを急に思い出したのかと言うと、最近『校長がフィリピンで児童買春、1万2000人』というニュースを見たからだ。

朝、テレビのテロップを見て、「バカだなぁ、桁間違ってる。1万2000人なんて、考えても見りゃあ分かりそうなもんだっつうの!お詫びと訂正だわ」と言った。

そして「桁の間違いというのは怖いんだよ、俺もあった、俺もあった」などと、大昔の苦い出来事を思い出し、家人に語ったものだ。

それが桁の間違いではなく事実だと知った時には、これまたえらく驚いた!

4百何十冊だかのアルバムに丁寧に記録を付けて家宝の様に保管していたというのだからなんともすごい。執念とも言える打ち込みようではないか。

その総人数を渡航回数で割ると、一回あたり2週間程度の滞在でゆうに2百人を越える。

1日あたり15人強、数える方も馬鹿みたいだが、いくらスケベでもそこまでの「欲望」を人間が持ち続けられるものなのだろうか?と、なんか妙な感心をしてしまう。

まさに桁違いの事件だ。

そして加えて、感心してしまうのがその校長先生の日本での評判がすこぶる良いという事だ。誰もがわが耳を疑う程、日本では良い教育者だったと、ネットには書かれている。

たとえ話半分だとしても、「あの野郎ならやりかねない」と言う感じの人では全くなかった事は確かだ。顔写真を見ても生真面目そうに見える。

それほどの落差が、本当に一人の人間の中で起こりうるものなのか?と疑ってしまう。

これまた二重にびっくりだ。

人間はその時々の置かれた立場で、気持ちをスウィッチングをして生きているのものだ。公と私、会議と宴席、紳士とオッサン・・・・だが、ひとつの世界の刺激があまりに強すぎるとスウィッチング機能が上手く働かなくなることがある。

先日、ある後輩におもわず苦言を呈してしまった事があった。

彼はビジネスも順調、資産運用も極めて順調なのだろう。年中、海外に出張を兼ねてお遊びに行っている。同好の志もいて、アジア各地に月に何度も行っているときく。

爽やかなスポーツマンタイプの経営者で好人物だが、このところなんとなく醸し出す雰囲気が変わってきた。

酒宴になるといきなり海外の話、おネエちゃんネタに突入する。どことなくハイテンションであそこがいい、ここが凄かったと興奮気味。

思うにスイッチング機能が少し壊れているようなのだ。

悦楽旅行の旅先に居る状態のままになっていて、切り替わっていないように見える。

「君ね、ここは会津で○ル○ンじゃないんだよ。加えてこの集まりでその話題は、ちょっとふさわしくないんじゃないの?二次会じゃないしね。眉をひそめている先輩方もいるよ。爽やかな若手経済人としていろんな役もやっている君らしくないね、最近・・・・あ、なんだか偉そうなこと言ってごめん、ごめん!」

と、少々のやっかみも入っている事を正直に申し添えて言った。

件の校長先生は、英語とタガログ語で話していると人格が変わってしまった、と告白している。言語が自動スイッチングだったのかもしれない。

日本語ではスケベの「ス」の字も口にできなかったりしてね。

それにしても、桁違いなもの凄さ、スイッチの切り替えの見事さ、二つの意味で驚異的だと思った最近の事件である。尊敬を集める事は決してないだろうが、凄い人が世の中にはいるものだ。

2015年4月17日 (金)

咲きました。

遂に会津も桜が咲きました。(ここでいう会津は会津若松市周辺のこと)

今朝の石部桜は8・5分咲き程度、この週末は満開でしょう。そしてお城も満開でしょう。

ちゃんと忘れずに咲いてくれる桜、こどもの様に思わず「わあーっ!」と、声が出てしまいます。(こんな、こどもいるか!)

今朝の石部桜には少し人がいました。しかし、例年よりは全然少ない。写真を取っている人も何人かいたけれど、本格的な三脚、一眼レフの本格派カメラマンは2,3人。あとは携帯カメラマンばかりです。

花は同じように見事で素晴らしい咲き姿。

人が少ないからと言って少しも淋しそうではなく、「静かでいいもんじゃ」と言っているような感じもした。

朝はお城の北側を通り、帰りに南側の御堀端を通る。この時期は毎日花見が楽しめるという贅沢通勤だ。

ただ、今年は諸般の事情で春の銘酒会(宴会から本丸になだれ込む)が開かれないのが少し淋しい。

なんとか新しい研修医たちにお城の花見を味あわせてあげたいのだが、牽引役の先生たちが今日から出張とか、明日から学会とかでなんとも都合が付かないようだ、

もう咲いてしまっているのだから、ああだこうだ言っている内に散ってしまうだろう。

各自で大いに楽しむように、と通達でも出す他ないなぁ。

銘酒会はさておき、今週、そして来週と部門の花見会が続く。4,5回は呼ばれる。一升瓶を下げて行って、乾杯のあいさつをするというのがパターンだ。

今日で三日続いたことになる。だが、まだ花は見ていない。

週末は宴会を休み、のんびりと城内を散歩しようと思っている。夕方から出かけて宵桜を眺めて・・・。飲み会が続いたので休肝日でもいいのだが、それじゃあ、桜に申し訳ないだろう。

団子と言うか、お酒けの方は一応「鳥益」を予約いたしました、軽く。

2015年4月16日 (木)

憧れの人

先日、WOWOWでだったか若大将シリーズをやっていた。

何の気なしに家人と何本か観た。見たというより眺めたと言った方が正しいかもしれない(全編でなく半分とかところどころ)

「懐かしいなぁ、それにしてもこんなにB級っぽい映画だったかなぁ・・・」「東京もこんなだったんだ・・・あっ、青大将!」などとチャチャを入れながら、結構面白かった。

もう50年近く前になる。中学一年の時に仲良くなったTくんが加山雄三の大ファンだった。お兄さんの影響が強かったのだろうギターも弾けたし、弾厚作をまねて作曲までしていた。

そんな彼に誘われて若大将シリーズが封切られると必ず東宝映画館に行った。

そしてスクリーンの中で躍動する若大将に憧れたものだ。

今見てもつくづくいい男だ。日本人離れした目鼻立ちでスタイルもいいし、スポーツ万能。頭もいいし、音楽センスも抜群と来ている。

天は二物を与えずと言うが、なんだ、三つも四つも与えられている人がいるんだ、と思った。

そして、あんな風になりたいと願ったが、こんな風になっているという訳だ。

ま、今見れば相当な大根役者だった、という点が少々マイナスだったのかな、とも思うけれど、当時は誰もがそんな事は棚上げにして夢中になっていたわけだからマイナスとも言えない。

黒澤明監督の「赤ひげ」に出たあたりから本格的に演技を学んでいったのだろうけれど、確かに役者として大成したという感じはない。

永遠の若大将のまま、今も散歩番組や歌番組で笑顔を振りまきテレビを賑わしている。

絵画だってすごい、海の絵などを見た事があるけれどプロの領域だ。本当に何でもできる人なんだ。

スクリーンの中では雪山を滑り、スケートで疾走し、ヨットを自在に操り、ゴーゴーダンスを踊りエレキをかき鳴らす。

「こんなに何でも出来たら、さぞかしおもしぇえがったべなぁ!!!」と若大将の雄姿に改めてため息、それにしても映画は結構笑える。

映画の中で頻繁に出て来て、今では全く使わなくなった言葉がある。

それは「チェ!」だ。

若大将も青大将もかなり頻繁に「チェ!」「チェーッ!」「なんだよ、チェチェチェ!」と「チェ!」を連発するのだ。

それがまるで若者言葉の象徴であるかのように星百合子さんに誤解されても、酒井和歌子さんと行き違いになっても、「チェ!」が思わず口を突いて出る。

今時、「チェ!」なんて言ったら歳がばれますよ、と言われそうだ。

「チェ!」が自然に言えるか言えないかで65歳以上か以下か判別できるかもしれない。

全く嫌味にならないように、爽やかに「チェ!」が言える、それが若大将役の条件だったのかもしれない…なんてね。

その憧れの人がこの夏会津にやって来る。もう80歳近いと言うから驚きだ。

ファイナルステージと称して、コンサートツアーもそろそろ卒業と言うことなのだろう。

当然チケット買いました。後期高齢者の若大将のステージ、楽しみです。

2015年4月13日 (月)

人がいない

ずっと気持ちの中で言い訳をつくってサボっていた朝歩き、とうとう行った。

と言うのも、そろそろ石部桜が咲き出すからだ。今年はまだ一度も桜の顔を見に行っていない。

飯盛山下を通り、久しぶりに大日如来さまに手を合わせ、田んぼの中へと向かう。

久しぶりの石部桜が見えてくる。枝ぶりの先が赤みを強くしており、その先の先にはほんの数輪咲きこぼれた花まで見える。

ああ、もうこんな時期なったんだ!サボっていたよなぁ。

この一ヶ月5,6回は飲み会の会場まで歩いて行った。ウチからだと街中まで大体40分ほどかかる。

それを口実に朝歩きを始めずにいた。咲きこぼれるまで石部桜に来なかったのは、ここ数年来無い。

それにしても驚いた事がひとつ。

6時前に石部桜に向かったのだが、まったく人に会わなかったのだ。

この時期にこんな事は初めてだ。早朝とはいえ散歩の人、桜を見に来た人など田園の中は結構な人で賑わっているのが常。開花間近ともなればカメラマンが列をなしているものだ。

NHK大河ドラマ『八重の桜』以来、桜の西側の田んぼにはコンパネが敷かれ、記念撮影など、やり易くなっていた。そのコンパネも今年は敷かれてない。

本当に気味悪いぐらいに人っ子一人いないのだ。一体どう言う事?

桜の太い幹に手を当て、桜の声を聞く(聞こえませんが)。結構ゆっくりしていたが、不気味なくらい人影は見えない。

たまたま奇蹟のようなエアポケットだったのかもしれない。どなたかが気を利かして私と桜だけにしてくれたのかもしれない。

それにしても驚いた。

これじゃあ、DC(ディスティネーションキャンペーン)なんていっても会津観光への効果のほどは知れているんじゃなかろうか・・・。と、要らぬ事さえ心配にさえなる。

桜から滝沢峠に出た。そして歩いて、庭でロングバットの素振り、スクワットをやって、少し汗をかいた。

ようし、これから毎朝5時半から決まった運動だ!

やるぞ!と意気込むがなんだか拍子抜けで腰が引けている感じ、明日の朝は雨のようだし・・・明後日からにしようかな。

2015年4月12日 (日)

優しい午後

久しぶりに職員の結婚式に出席した。

桜満開の郡山、快晴。お洒落なスペイン風のパティオのある式場(何というのでしょう?近頃のレストランの様な教会のような、パーティ会場のような・・・・あれ)

まぶしいほどの光が、お目出度いお目出度い、と降り注いでいる。

チャペルでは牧師様も神父様も立てない人前結婚式。誓いの言葉を述べて愛のキスを交わす。二人の結婚に異存のない人は、虹色のキャンディを振って二人を祝福してください!チャペルにキャンディが揺れた。

春光溢れる中庭に集い記念撮影をし、ブーケトスをし、祝福の風船を真っ青な空へ放つ。

「あんなに一杯、ゴミにはならないのかなぁ・・・」「大丈夫、土に返る素材とかで出来てるんだよ、きっと」「そう願いたいね・・・」若者の会話が聞こえてきた。なかなか環境意識が高い。

しばらくして2階のパーティ会場へと案内があった。

百人近い人、近頃の披露宴としては大きい。

男性は事務職で野球部にも所属し、元気で人懐っこい明るい性格の人気者だ。奥さんになる(昨年8月に入籍は済ましているらしいが)女性はすでに埼玉県から移り住んで、関連会社に勤務している。

大学時代の野球部の主将とマネージャーの間柄だったという。

披露宴の演出は多彩だ。

野球小僧らしく球場の生ビールの売り子さんんよろしく、背中にサーバーを背負って会場を注いで回ったり、各テーブルごとに趣向を凝らした記念写真を撮ったり、料理の最後には中庭に出てデザートのスウィーツをふるまったりと、一時も飽きさせない。

来賓祝辞として理事長と院長があいさつ、そして私が乾杯をした。こんな風に三人が揃うのもあまり記憶にない。

11時半に始まった披露宴はあっという間に過ぎてゆく。

会場の熱気で上席の職員が上着を脱ぎ出したので「結婚式は人生でも最もフォーマルな場なんだ、主賓がいらっしゃるのに上着を脱いだりするもんじゃないよ。普通のパーティとは違うんだからね」と、口うるさいオヤジになって憎まれ役を買って出た。

余興は新婦側から本格的な沖縄の三線と歌が披露された。

新郎側の当方は、院歌に合わせてダンスのようなそうでないような、少々仕込み不足の感が否めなかった。

中庭でのスウィーツタイムが終わるといよいよクライマックスのお手紙と花束贈呈だ。

どうにも苦手だ。特に娘を嫁にやって以来、親御さんの気持ちが痛いほど分かる・・・気がする。

新郎側はどこまでも晴れやかで嬉しさに溢れている。新婦のご両親も感無量のご様子。

だがお父さんは、唇をかみしめている。

会場はお酒も充分に回り、拍手と共にヒューヒューと歓声が沸く。

嗚呼!目出度い、嬉し、楽し、晴れがましい・・・若い人々は興奮を抑えきれない。

自分もあんなんだったんだろうなぁ・・・と、若き日の自分を振り返る。

そして、この歳になると少しだけ違った気持ちでそんな光景を見つめている自分に気付く。

今、最も嬉しくて幸せで、そして淋しくて、ちょっぴり悲しいのは、この日まで家族だった人々と新しく家族になる人々。

嬉し涙がこぼれおちる優しい春の午後だ。

エンディングは心をこめた温かい拍手だけで充分じゃないのかな。

あんまり騒がないで・・・・さ。

すっかり、口うるさいオヤジになっている自分に気付く。

でも、ノリノリだった君たちもきっとこんな気持ちが分かる日が来ると思うよ。君の大切な娘さんが花嫁衣装を着る、そんな日が来たらね。

さて、ハイボールを買いこんで会津へ帰ろう。

ハンドルキーパーのOくん、ありがとう!

柔らかな日差しの春の宵に向けて、クルマは長い長い坂道を下って行くのでありました。

2015年4月 6日 (月)

カシャカシャ

先日の日曜、落語の二人会が會津風雅堂であった。

林家たい平師匠と春風亭昇太師匠と前座さんの高座だった。日曜の昼下がり、2時からと言うのんびりとした時間帯であった。

それにしてもあのお化け番組「笑点」のレギュラーと言うのが、いかに凄い事かと改めて感じた。

入口ホールには笑点グッズがズラリ、円楽きんつばや木久蔵ラーメンなども並び、お客さんが大勢並んでいる。

また、噺のつかみも笑点の着物の色だけで大笑いが起こる。

「黄色い人にだけはなりたくないですよね~」「お尻みたいな顔の青い人!」と、これだけで爆笑するんだからすごい事。落語家の着物の色が全国共通のネタになっている。

前座さんの話は、まだまだ過ぎて、寝てしまった。

ついで、たい平師匠が高座に上がる。思いっきり時事ネタも入れ込み笑わせて、会津にふさわしい正直噺として「井戸の茶碗」を一席。軽~く、無難な高座だった。

休憩が入り、また前座さん、鳴り物入りの女性落語家(?)が小唄葉唄を聞かせる。これも寝そうになった。

トリは昇太師匠。こちらも前ふりで笑点メンバーを肴にして会場を沸かす。

そしてもの凄く威勢の良い「時そば」の一席。時そばの手順を完璧に繰り返そうとする与太の勢いはなかなかの新解釈。会場は大いに沸いた。

しかし、落語を楽しんだ満足感はなかったなぁ。

日曜演芸館をカチャカチャとチャンネルを動かしながら、サッと見したようなそんな感じだった。

前振りは軽くても、もうちょっとしっかりとした落語が聞きたかったなぁ・・・。

おまけに後半には、すぐ後ろの席から「カシャ、カシャ」というビニールがすれるような音が聞こえて来て、気になって仕方がなかった。

(この野郎、なんか食ってるのか!)と思って腹が立った。しかし、いつまでも止まずにあんまりうるさいものだから、振り返ってじろっとにらんだ。

するとおじいさんが休憩時間に買ってきたのだろう。買ったビニールと言うのかポリと言うのか、その袋を大事そうに膝の上で抱えていたのだ。

その袋がなんとも気の利かない事に、すごくカシャカシャ音のする安っぽい袋なのだ。

実は我々も休憩時間に「木久蔵ラーメン」を買ってきた。その袋がカシャカシャするので、迷わずにイスの下の足元に置いた。

でも、おじいさんは、出来るだけ静かに大事そうに膝の上に持っていたという訳だ。

追い出しのお囃子が鳴った。

「なんだか後ろの席でうるさかったわよね。何か食べてたの?」と家人、「全くだよ、でも後ろ見たら買い物したあの袋だったよ」

「下に置けばいいのにねぇ」「・・・・・ん、でもなぁ。年取ってる人って(自分の事はさておき)食べ物を足元に置くの嫌なんじゃないのかなぁ。なんか悪そうな顔もしてた・・・。第一、あんなカシャカシャする袋でモノを売る方が悪いわ!」と話している内に、笑点グッズで儲けている主催者に腹が立ってきた。

「よーし、アンケート用紙に書いて訴えてやる!・・・って遅いか。もう駐車場まで来ちゃったしな」とむかっ腹。

「大体なんだよ、『井戸の茶碗』に『時そば』だぁ?わざわざ真打ちが来てやるネタかね。地方公演だと思って馬鹿にしてんのかぁ?地方は痴呆だ、なんて思っているんじゃねえだろうなあー!」と八つ当たり。

なんとな~く、面白くない、カシャカシャ、むしゃくしゃした日曜の午後になってしまった。

ひとつここは風呂に入って、飲み直しだ!

2015年4月 2日 (木)

なんかじゃない。

「私はこの度、15キロのダイエットに成功しました!」と言うと少しざわざわとした。

「エーッ!」と、もっと驚くのかと思ったが、大した反応がなかった。

そこで「エイプリールフールです!」と言ったわけが、少しだけ笑いが起きて、あんまりウケなかった。

もっとも、4月1日の辞令交付式のあいさつの冒頭でエイプリールフールをやる人はあまりいないかもしれない。

緊張の場面では少々無理があったようだ。もちろん、その後はちゃんと真面目な訓示をしましたよ。

でも、15キロが中途半端だったかなぁ、25キロぐらいな事を言えば「ウソだ~!!!」と、もっと反応が大きかったかもしれない。

毎年、こんな事をやっているわけではないが、折角のエイプリールフールなのだからチャンスがあれば、みんなが少しクスッと出来るような、気のきいた、ウィットの効いたウソは悪くないと思っている。

しかし、「なるほど!やられたなぁ~」と、騙された方も思わず笑ってしまうような気のきいたウソと言うのを考えるのは、実はすごく難しいのだ。

洒落の分かるあの人に、いつもお世話になっているあの方に、ちょっと気になるあの人に・・・などと考えるがなかなか思い浮かぶものではない。

結局、今年はこの滑った15キロダイエットひとつしか言っていません。

外国では大手企業が大規模なエイプリールフールをやって楽しんでいる。

やるには膨大な宣伝広告費もかかるだろう。それでもやるのは、企業のセンスが問われるし、それがハマると、一般の広告とは比べ物にならないほど企業イメージがアップするからだ。

加えて他のマスコミでも大いに取り上げられるというシナジー効果を生み、元が取れるどころか大いに儲かってしまうというチャンスもある。

なんとウィットに富んだ粋な企業なんだ!と思われて悪かろうはずがない。

ま、それに近いところを狙っているわけだがなかなか難しい。

ウソをつかない人はいないだろうが、粋なウソをついていいと言われてすぐにできる人は少ないということだ。

話しは変わるが、4月1日からJRのディスティネーション・キャンペーン(DC)の福島版が幕を開ける。

DCは十数年前に会津を対象に行われて大きな成果を上げた事がある。

今回は中通り、浜通りまで巻き込み福島県全県に観光客を数多く呼び込もうというものだ。県下の多彩なイベントが連日新聞で紹介されている。

このDC、あの北陸新幹線の開業や長野善光寺の御開帳などともろにバッティングしており、少々分が悪い。

そこで観光課などでも個々の情報発信に大いに期待を寄せている。で、書いてみた。

今年の会津は見どころ満載です。七日町阿弥陀寺の御三階の開放や、6月までの毎週末本丸で行われるおもしろ市「十楽」など、あきさせない。

桜はこの分だと15日ごろでしょうか・・・?DCがあってもなくてもこの時期の会津は素晴らしい。花より団子も酒も肴も何でもござれだ。

もちろんエイプリールフールなんかじゃない。

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