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2013年6月

2013年6月27日 (木)

新潟ブルース

本当に久しぶりに新潟に泊った。

日本病院学会が朱鷺メッセで開催され、当院から6人が演題発表を行う。毎年応援に出向き、夜は御苦労会を開く。

昨年は福岡、その前は岐阜、熊本と遠い地での開催だった。今年は新潟と、えらく近い。今年の参加者はちょっぴりアンラッキーだ。

新潟ー会津だと発表が終わって帰ってもいいのだが、明日の発表者もいる。終わったものは応援に回るということで、例年通り新潟での会食をセットした。

初日の発表は全員良かった。

なかなか評価も高かったようでフロアからの質問も相次いだ。発表者としてはフロアの反応が一番嬉しいようだ、発表内容が関心を集めたという証拠だ。

昨年の演題の一つが、当院では初めて全国学会での優秀演題に選ばれた。その表彰式も新潟の大会の席上行われた。名誉!

会津からの日帰り応援組も何名か会場に姿を見せていた。みんな真剣に真面目に取り組んでいる。その姿が一番だ、嬉しい。

会食は「蘭」(あららぎ)という日本料理店にした。

もう7、8年前になるだろうか?家人と新潟に泊った時に見つけた店だ。当時は駅の近くのビルの一階にあった。なかなかいい店で、美味かった。

親方の名刺をもらっていたので電話してみたら古町の方へ移転したという。そこへ行くことにした。

18時30分集合、時間には院長も激励&慰労に駆けつけてくれた。新装移転で店は真新しい。白木のカウンターテーブルが見事、書画などの飾りは一切ない。

客席スペースと同じだけ調理場のスペースを取ったという。若い板前がきびきびと動いている。一人は親方の息子さんらしい。

おまかせコース、大変に美味しく、若い職員が目を丸くして喜んでくれた。これが何より!今年は近かった分、料理で奮発、喜んでもらえなかったらがっくりだ。

親方は会ってみてようやくうっすらと顔を思い出した。「ああ、こんな顔だった・・・」

向こうは本当かウソかわからないが「覚えていますよ、しっかりと、一度あったら忘れません」とお上手を言う。

ま、またよろしくね。とあいさつを交わし、皆、大満足で帰路へとついた。

新潟で何度か乗ったタクシー運転手との会話。

「新潟は景気がいいんでしょう?」「いやー、悪いですよ。アベノミクスもまだ全然関係ないですね。特に夜の街はさっぱりで・・・」「そうなんですか。休みに万代シティ辺りに買い物に来ると、新潟は人が多いなぁ!って感心するけどね」「万代の方は賑やかですよね。その分、古町の方はさびれているんじゃないですかね」

中心地がさびれていくドーナツ化現象、いずこの地方都市も抱える問題だ。

新潟は外から見るとそんな風には見えないが、やっぱり本格的景気回復への道はまだまだ遠いということだ。

残った数人で、古町辺りをぶらついて、「鍋茶屋」裏の小ぶりのバーで一杯飲って引けた。

確かに夜の街は客引きばかりが目立つ。百万都市の活気は感じられない。もっと違うところに本当の盛り場があるのではなかろうか・・・?

なに言ってるんですか、今はこっちですよ、というのがあるなら教えてもらいたかったなぁ。

とは言っても新潟でこんな風に飲む機会は、そうそうはない。

おやすみなさいませ。

2013年6月24日 (月)

梅酒

初めて梅酒を作ってみた。

梅と言えばなんといっても会津高田の高田梅が有名だ。赤ちゃんの握りこぶしほどもある大ぶりの梅、青いダイヤモンドなどともいわれる。

高田から通っている人に高田梅が手に入るか聞いてみた。早速、知り合いに頼み、夕方までに良いところを1キロほど持ってきてくれた。

美味しい揚げ餅のおまけまでついて格安、いただいたようなものだ。

梅酒の瓶は我が家に、瓶入りのまま昔いただいたのが残っていた。きれいに洗って干してあった。

氷砂糖は売っている中で一番高いのを買ったがそれでも1キロ450円程度だ。

大きな梅を一個一個丁寧に手洗いし、新しいタオルできれいに水気を切って陰干しをする。

ヘタの部分を竹串などで取る、とあったが竹串では難しそうなのでこどもが小学校時代に使った彫刻刀でほじくり返した。

ホワイトリカーは使わずに、家にあるブランデーでつけることにした。いただきものが3本、ブランデーはほとんど飲まないので何年も前のがそっくりしている。

カミュ、ナポレオンと結構な高級ブランデーだ。

梅酒を作る広口瓶に氷砂糖を入れ、梅を入れる。丁寧に静かに。梅は竹串で五か所ぐらい穴をあけた。梅、氷砂糖、梅、氷砂糖と重ねて入れた。

そしていよいよブランデーをあけてドボドボと注ぎ込む。約2本半。

梅が約1キロ、氷砂糖は650gぐらい入れたかな。そしてブランデーが約1.8ℓ。ネットで見た大体のレシピに沿っている。

あとはこれを冷暗所で寝かせれば良いわけだが、多少不安は残る。

ブランデーの銘柄が三種類混ざっていること。(1本はアップルブランデーと書いてあった)氷砂糖が多すぎたかもしれないこと。そして梅をもっと干した方が良かったかどうか?

水気を拭き取ってすぐにヘタをとってしまったので、なんだか色が変わって来たので、充分に陰干ししないまま漬けた。

ま、どうあれ何らかの酒にはなるだろう。そして自分で作ったのだから、多少のものは「うまい!」と言うに違いない。

今年の暮れ、正月にはこの初梅酒でみんな笑顔で乾杯をしたいものである。

2013年6月20日 (木)

反故(ほご)

数は今決められないけれども、今度の参議院選挙の前までに何とか衆議院の議員定数の削減を行いましょう。と、民主、自民、公明の三党合意が行われた、はずだ。

今はもう懐かしい野田さんが、厳しい顔で何としても削減は行うと言ったはずだ。

与党、野党がしっかりと合意した三党合意も何のことはないあっさりと反故にされた。

政治家の約束は、実にまぁ、軽いものである。

支持率を背景に安倍さんも思い切った削減をしてくれるのかなぁ、と思っていたらあにはからんや、いざ与党側に回ると削減は難しくなってしまうようだ。

自分たちの手で自分らの議席を減らす、これはよっぽど難しいことらしい。

国民から見ればすごく簡単なことだと思うのだけれど。

あんなに堅く交わした約束を反故にしても、何一つおとがめなしならば、なにかお願いするときに平気でうそをつく人間になってしまう・・・「そんなことしていると将来ろくな人間にならないぞ!」とこどもたちに笑われそうだ。

そんな簡単なものじゃない、と理屈、へ理屈は山ほどあるだろう。でも、みんなが集まってやっぱり削減するべきだと、結論に達したのは事実。

それをその先までさかのぼって、そもそも論を言ったりするのを反則という。

会期末まで国会ではなくて、反故者会が開催されているということになる。

会津はもう少し雨が欲しい、などと言ったら大雨の被害を受けている西の方々に申し訳ないが、農家の方々にとっては正直なところ、もう少し降ってもらいたい。

2013年6月19日 (水)

楽園のカンヴァス

久しぶりに面白い本を読んだ。

原田マハ著「楽園のカンヴァス」(新潮社)

画家アンリ・ルソーが最晩年に書いた一枚の絵「夢」、その絵を巡るアートミステリーだ。

小説は物語を紡ぎだす作業だが、よくこんな不思議な物語が紡ぎだせるものだと感心する。

膨大な美術に関する知識、そして芸術を愛してやまない心、多くの芸術家に寄せる愛情、羽根の生えた想像力、様々な要素を一つの鍋に入れてグツグツと根気よく煮込んで生み出される不思議な物語。

40歳から本格的に絵を描き出したアンリ・ルソー。それまで税関吏として生きた生涯は二人の妻、こどもにも先立たれ決して幸せなものではなかった。

早期退職したルソーは絵を描くことに残りの生涯のすべてを捧げた。しかし、生きている間には一枚の絵も売れず、極貧の中で描き続けた。

よき理解者の一人であり、ルソーの影響を大きく受けたと言われるパブロ・ピカソ、二人が生きた1800年代のパリの芸術家たちの世界が生き生きと描かれている。

そして現代とを結ぶミステリー。

「夢」という絵とほとんど同じ構図のもう一枚の絵「夢を見た」、その真贋を探る二人の研究者・・・美術を、ルソーをそんなによく知らない人でもぐいぐいと引き込まれる。

「夢」は密林の楽園を描いている。その中に描かれた全裸のミューズ・ヤドヴィガ、彼女にはなぜ名前があり、一体誰なのか?そしてルソーとの関係は?

ネタばれになるのでこの辺でやめておきますが、面白い!

感動したので、書評やルソーのことなどカチャカチャ調べていたらいつの間にかアマゾンのショップに迷い込み、ルソーの「楽園」高級額付き75%off、というのに行き当たった。当然プリントだが、刷りの精度も分からないのに読後の興奮もあり思わずお買い物カートに入れてしまった。

「なんで、本が面白いからってそんな複製画まで買うの、まったく!」数日後に聞かれるであろう家人のため息が想像できる・・・。

ま、仕方がない。本は共済会の図書館で借りたけど、結局はちょっと高くついたかな。

会津は梅雨らしい雨、これは本当に恵みの雨であります。

2013年6月16日 (日)

尾張名古屋は・・・

土曜日に名古屋へ行って来た。

本業ではなく、会津高校同窓会の仕事。中部地区の会津高校、会津女子高校同窓会、合同総会に新城会長の代理で出席するためだ。

「八重の桜」で賑わっている故郷の様子を知らせたい、と市の観光課に相談したら快く、パンフレットや八重さんの缶バッジなどを赤ベエの袋入りで用意してくれた。

本校からの学而新聞、PTA会報など結構かさばった配布物はあらかじめ宅急便で送っておいた。

あとは会長から預かった会津清酒・末廣を二本ぶら下げて出かけた。

途中、郡山駅のホームで会津大学のC教授と会い、話し込んでいる内に新幹線に乗り遅れるというハプニングもあったが、親切な車掌さんのおかげで後続の列車にすんなり乗れて事なきを得た。

夕方、中部電力の若竹クラブという保養施設に向かう。同窓生の方々が次々と集まってくる。およそ30名。皆さんラフな格好でノーネクタイだ。

参ったのは名簿を見ると会高では、なんと私が最年少ではありませんか。会女にお一人一学年下の方が居たが他は皆さん大先輩。各支部の同窓会の高齢化が問題になっていると聞いたが、なるほど本当だ。

会長さんは会津高校のポロシャツを着て一応正装、短いあいさつの後に会津高校、会津女子高校両校の校歌をハーモニカで吹いた。すごくうまい。まるで小沢昭一さんのような大学教授だ。

総会はシャンシャンで、一応来賓である私のあいさつとなった。母校のこと、八重さんブームの会津のこと、教育環境の向上が故郷再生の肝だ、というようなお話を若輩ながら少し長めに話させていただいた。

そして和やかな宴会となる。

皆さん芸達者だ。先ほどの会長さんは福島県の歌めぐりをハーモニカで、それに合わせてみなさんマイクを握って大きな声で歌い、盛り上がる。

80歳になられる大先輩の詩吟「白虎隊」、素晴らしいお声でユーモアたっぷりに披露された。

酒は末廣に、会津から届いた鶴の江の生酒、酒もすすむ。

両校の校歌・応援歌が声高らかに歌われて、最後は盆踊りまで飛び出した。

「やっぱりねぇ、ぼくらの頃は箱根の山を越えると都落ちという感じがあったもんね。会津は遠かった・・・」とトヨタで活躍された先輩がしみじみ。

歳をとるほどに望郷の念は強くなるものらしい。

皆さんと握手して役目を終えて、失礼した。夕刻からの雨が次第に強くなってきた。

翌朝は快晴。ウォーキングシューズとジャージをわざわざ持ってきたので駅裏のホテルから名古屋城まで朝の散歩を楽しんだ。およそ2時間、ぐるぐる歩き回って結構な運動、汗もかいたし、ゴルフワンラウンド分は充分に歩いた。

城で持つという名古屋城、敷地内への入場は有料。したがって朝っぱらからは入れない。9時半開城とある。石垣周りの遠くから天守閣をちらちらと見るしかない。

これはこれで残念、鶴ヶ城は入場制限をしないで欲しいなぁ・・・と、思う。

シャワーを浴びて、朝飯をかきこみ、予定より2時間早い電車に飛び乗った。かくして日曜の午後3時には若松へとたどり着く。

故郷会津は、今ではわずか半日である。

2013年6月11日 (火)

河を越えよう!

先日、久しぶりに会津高校同窓生の無尽に出た。なかなか予定が合わずに何度か欠席していたが、8回休みと言われてその分の罰金を取られて、ドンと支払わせられた。

去年の暮れには出た記憶があるので8回は多すぎるような気がするが、言われたままにお支払い。幹事さんが間違っているということはないだろう。

小一時間遅れてしまった。もう皆すっかり出来あがっている。一升瓶も二本ほぼ空の状態だ。

14,5人の参加。大きな声を張り上げ、話題のほとんどが健康談議だ。この歳になるといずこも同じという感じだ。

あそこが痛い、ここが痛い、あれが効く、これが効く。

ま、一番良いのは深酒せずに、食べすぎずに、早く帰って寝ることなのだが、同級生が揃うとかなり高い確率で二日酔いになる。

楽しいが、これがいけない。翌日まで響く。

この無尽で7月に還暦の記念に海外旅行に行く。当初参加者を募ったら23名、その後何度か確認をしたら、結局12名になり、最後は10名になった。

いいところだろうと思う。

23名も集まったら、その方がびっくりだ。酒の勢いで行こう!行こう!となるが、皆それぞれに仕事や事情もあり、パスせざるを得ない。それぞれの人生を背負っている。

10名も揃って悪ガキのように旅ができるだけでもありがたい限りだ。

当夜は珍しく福島在住でゲストメンバーのNくんが顔を見せていた。今度、会社を移るという挨拶をかねての参加だった。

60歳と言えば一応定年を迎える年である。人によって事情は異なるがひとつの節目であることは間違いない。私の節目はもう少し先になる。

それにしても皆、声が大きい。声が大きいのは元気な印だ。知らない人が聞いたらまるでケンカをしているような感じ。

その内にYくんとTくんが、靖国問題で議論を始めた。

今時、こんなディープな問題で酒を飲んで議論を戦わす奴などいない。当り障らず、若者たちは議論を嫌う。

本気の言い合い、聞いている方もなかなか面白い。大声を張り上げて、二人とも本当に若いです。

歳を取ったな、と感じるのは、つかみ合いなどには決してならず、その内に肩をたたき合い「やめっぺ・・・」となって、笑って別れることだ。お疲れ様!

同級生はどこまで行っても同級生だ、みんなで元気に還暦の河を越えましょう!

2013年6月 9日 (日)

秘訣は

W先生はゴルフを始めてまだ3年目、それなのに昨日も91で回った。

練習に打ち込んでいる気配もなく、ラウンドは院内ゴルフ部の月一ラウンドがほとんど。それなのに右肩上がりで腕をあげている。

回る度に着実にスコアアップして、アベノミクスの相場のように乱高下はしない。昨日も最終ホールで思わぬOBを叩いての91だ。もうすでに80台で回るのは時間の問題だ。

負けそう・・・というよりか、すでに負けている。

W先生のゴルフを見ていると上達の秘訣が良く分かる。

それは無欲だ。ま、人間だから無欲というのは難しいかもしれないが「低欲」だ。

なにが起こっても淡々と受け止めて引きずらない。習った通り、言われたとおりに素振りをし、打つ前には「はい、打ちまーす」と周囲に声をかけて(周りに誰もいなくても)スイングする。

そしてここが大事だが、欲に駆られてボールの行方を追ったりはしないから、絶対にヘッドアップはしない。

あまり飛ばないが、球は常に真っ直ぐに飛んでいく。一直線でグリーンを狙っていくのだから非常にシンプルなゴルフだ。

パットも言われたところにまっすぐに打つ。そして、入る。なんだぁ、ゴルフなんて簡単だ!

だが、欲との戦いが一番難しいのがゴルフでもある。

凡夫は百点を切る頃になるとゴルフが面白くなってドンドン欲が出てくるものだ。もっと飛ばしたい、もっとこうしたい、もっとこうなればいいのに、まぐれのような球が毎回できるように錯覚して、常に無理をして撃沈する。

そこいら辺りでほとんどの人が壁にぶち当たるわけだ。

しかし、W先生は欲がないから壁も出来ないみたいだ。

こういう「低欲&淡々」な人は本当にみたことがない。悔しいが、かなわない。

道具も薦められたものを素直に受け入れる。いろいろ薦められて一応、バックに14本は入っているが、ほとんどハーフセットで間にあってしまうぐらいのシンプルゴルフ。

W先生は始めてメンバーになったばかりなので会津磐梯カントリークラブのクラブハンデは30もあるという。この持ちハンデで月例競技に出たら一発で優勝間違いなしだ。

今度、一緒に出てみましょう、と約束している。でも、なんかこっちが傷つくのが目に見えている感じ・・・。

W先生!このペースでいけば3年後には58を出すのも夢じゃないかも・・・・。

2013年6月 6日 (木)

野草園

今、我が家の庭には白いマーガレットが一面に咲いている。

別に植えたわけではないが、どこからか種が運ばれてきて広がったみたいだ。

庭には二本の木がある。かなり大きくなって広がっているナナカマドの木、そして夏椿、別名沙羅樹(しゃらのき)と言うらしい。

仏教の聖樹、お釈迦さまがその下で悟りを開いたといわれる沙羅双樹に擬してその名がつけられたという。

名の通り、夏に真っ白い花が咲くが、すぐに茶色に変色してボタンと落ちる。木には悪いがあんまりきれいなものでもなく、見ごたえのあるものでもない。

その二本の木の間で、ゴルフの素振り用のバットを振り回しているのだが、もちろん悟りも開けないし、開眼もしない。

西の端にはサクランボの木が雄雌二本植えてあるが、何せ土地がやせているので育ちが悪い。それでも何個かは実をつけて小鳥たちがついばんでいたりする。

あとはスズランとか、紫色のハーブのような花が咲いたり、真っ白なたぶん小手鞠が咲いたりするが、ようは放ったらかしで勝手に自生しているという感じだ。

庭の手入れ、好きな人には本当に楽しいのだろうが、どうにも関心がない。

とは言ってもこの時期、葉が青々と茂り、次々と花が咲いたりするから楽しいことは楽しいし、花を見ると顔もほころぶ。で、庭に出て素振りをするときに申し訳程度、草をむしったりする。

北東側の一面は日当りが悪いので、アジサイの木があって、その辺りは土ではなく苔むした感じになっている。

庭の三分の一程度が苔庭、あとは草ぼうぼうで、庭というよりは野草園の趣を醸し出していると言った方がいいかもしれない。

何年か前、庭いじりの好きなT氏が訪ねてきたときに「しかしまぁ、おめの家の庭はひでえな。草もむしったことねえべ?」と言われたので、一度シルバー人材センターさんに頼んできれいに草むしりをしてもらったことがある。

びっくりするぐらい根こそぎむしってくれたのだが、何年かすればこの通り、自然の力は大したものだと感心している次第だ。

ひょろっとしたマーガレットの真っ白な花が風に揺れて、なかなかの風情だ。

今年はひとつ、息子と少し、この野草園の草むしりでもしてみようかと思っている今日この頃である・・・。

会津は梅雨入りしていないそうだ。このところずっと晴れていて来週も傘マークが見えない。天気が良いのはいいのだが、この時期、実り豊かな会津にはシトシトと降り続ける恵みの雨、慈雨が必要なのである。

もちろん、なにも実らないが我が野草園にも雨は要る。

2013年6月 3日 (月)

ラジオ体操

日曜日に会津文化センターでラジオ体操のお勉強をした。

「生と死を考える会・会津」主催の第26回会津セミナー・いのちの講演会でのひとこまである。

『心も体も健康に』と題し、整形外科医・スポーツドクターの中村格子先生をお招きした。「実はすごい!大人のラジオ体操」という本が50万部を超えるベストセラーになっている今が旬の美人講師だ。

つい数日前、テレビの「笑っていいとも」にも出演されていた。ベストセラー作家になって困ったのはバーゲンに行きづらくなったこと、と答えタモリさんたちにも正しいラジオ体操の仕方を教えていた。

当日は「東北六魂祭」ほか、様々なイベントが各地で行われており晴天、果たして人が集まってくれるのだろうか?と心配したが200名を越える人が参加してくれた。

私がこの会の会長になって二期目になる。一応、会長挨拶をしなくてはならない。

会のPRをして、健康寿命と寿命が出来るだけくっついた、死ぬまで健康な人生を送れるように今日は勉強しましょう、と述べた。

中村先生のお話は、わかりやすくテンポがあって飽きさせない。そこに実際の体操も入るので、90分間だったがさすがに寝ている人はいなかった。

先生は体操OKのスタイルで講演、何よりも姿勢が基本だというその言葉通り、頭から足元まで一直線にピンと筋が通り大変姿勢が良い、とても46歳には見えない立ち姿。

歳をとると頭が前に出て、背中が曲がり、背骨と骨盤の間が縮まり、ぽっこりお腹になって、腰が曲がって、やがてひざが曲がる。立ち姿だけでおじいちゃん、おばあちゃんになってしまうのだ。

耳が痛い。頭が出て、背中が曲がって・・・この辺りまでは完全に進んでいる。

その予防のために体中の筋肉や骨を効率よく伸ばし鍛えるよう工夫して作られたのがラジオ体操なのだ

第一は広く老若男女向け、第二は少しハードで勤労者にスポットを当てているということだ。

「それではやってみましょう!」と言われてやってみるが、その基本が全く違う。手をあげる位置、足の開き方、上げ方など、ひとつひとつがまるでなってない。

「こうやってやってるでしょう?」と先生がダメの手本を見せるのが、まさに我々のラジオ体操だ。

一つ一つの動きを正確にやると実はかなりハードなのだ。少し動くと息も上がるし汗も出てくる。

ラジオ体操第2の動きなどは速さも加わり、かなりハードだ。もし第一、第二と続けてやったら聴衆の平均年齢からして、救急車が必要になったかもしれない。

「会津の人って本当に真面目で、素直な人が多いんですね」とは講演後の中村先生の感想。

話をよく聞いてくれるし、知ってましたか?と聞くとちゃんと大きな声で答えてくれる。

前屈運動ではおばあちゃんが前の椅子に頭をぶつけて先生をあわてさせたし、腕を大きく振ってぶつかった人もいた。

「体育館じゃないああいう会場で、あんなに一生懸命にやってくれないですよ、普通は・・・」

確かに素直な人が多いんだろうな、とは同感。

真面目で素直、この会津人の美点。これは失わないように次世代にもつなげて、さらに伸ばすことだ。

善き人が多く、誰もが安心してゆったりと暮らせる、そんな街になれば、ひとりでに人が集まってくる。そうすればまた面白いことがいろいろと生まれ、またさらに人が集まってくる・・・そんなことを素直に思った爽やかな五月晴れであった。

「本当に暮らしやすそうで、いい街ですね」、会津が初めてという中村格子先生はそんな言葉を残し、お土産の「会津娘」を手に夕方の電車に飛び乗って帰京された。

2013年6月 1日 (土)

耳かき

運転しながら耳かきをしている女性を見た。

交差点で右折をしようと止まっていた。前方から来る女性が、耳に手を当てているので「お嬢さん、運転しながらの携帯はいけないよ・・・」と、思って見ていたが、すれ違いざまよくみると、銀色の耳かきを耳に突っ込んで、涼しい顔して右の耳をかきながら運転していた。

「あっぶねぇ~!」と驚いた。急ブレーキでもかけたら耳を貫通してしまうではないか!と他人事ながら心配になる。

はたから見ているとかなり危なっかしい行為でも、本人はいたって平気というのは結構ある。

道路わきをふらふらと走行しているお年寄りの自転車。運転手はみんな怖いので隣の車線まではみ出してよけていく。でも転びそうで転ばない。

冒険を同じように語っては叱られるかもしれないが、冒険家の心は凡人には分からない。

三浦雄一郎さんの快挙は素晴らしいが、一方で命を落とされた女性登山家もいた。

三浦雄一郎さんと同じ年の叔父を見ていると「どうしてそんなことしなくちゃいけないの?」と、素朴な疑問が口をついてしまう。

冒険によって多くの人に夢と希望、勇気を与える、可能性への挑戦だ!ということからすれば素晴らしいことなのだろうけれど、どうも危なっかしい。

オン・ザ・ウェッジ・・・刃の上に立つ緊張感、一歩踏み外せばどちらに落ちるかわからない。そのスリルが人を興奮させるのだろう。

「私はそんなことはしない!」とはいうものの、案外似たようなことをやっているものだ。

メタボだから危険だと言われても食べるのをやめられない。糖尿だから、高血圧だからと言われても、危険因子を減らす節制が出来ない。(すべてが自分のことではない)

こういうような無茶は、わくわくドキドキはしないが、軽く命がけである点では似たようなものである。

それを思えばの日々のうのうと生きるのも、命がけで頑張ってみるのも変わらないのかもしれないなぁ・・・。

でもやっぱり運転しながら耳かきするのは、やめた方がいいと思う。

6月、会津は梅雨の気配もない良い天気で迎えた。

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