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2012年12月16日 (日)

まちづくりWS

会津若松市のまちづくりを考えるために「まちづくり応援隊」というのが組織され、みなさんボランティアで大変熱心にまちづくりの方向性を探り、中心市街地の活性化を議論し合っている。

私も一応、その一員ではあるが、どういう訳か毎回仕事とぶつかり極めて参加率が悪く、不真面目という訳ではないのだが、ろくな役目も果たせていない。

先日、総まとめ的なWS(ワークショップ)があると言うので、時間は遅れたが参加させてもらった。

まちづくりには、前職の時代からになるから20年近く前から関わらせてもらった。(最近は外から眺めているだけだが)

あの頃も同じようにまち歩きをし、まちの宝物や眠れる資源を探り、いかにまちおこしをしていくかというWSが繰り広げられたっけ・・・。

あれから相当な月日が経つし、メンバーも全く違うのだが、壁に張り出されるキーワード、まちづくりに何が必要か?という喧々諤々の議論、なんだかタイムスリップしたような感覚を覚えた。

歴史、文化、教育、人と人との関わり合い、居心地の良さ・・・・多少文言は違えども、問題意識や再生のための方策など、語られている事はあまり変わっていない。

誤解無き様に言っておくが、市やまちづくり会津も含めた一生懸命の活動を批判しようなどという気は毛頭ない。

それだけまちづくりという名の、一度ドーナツ化現象が進んだ中心市街地の活性化というのは困難であり、止め難いという事だ。

長年見続けてきて分かったことがある。

ひとつは、活性化⇒賑わいの創出⇒交流人口の増加⇒観光の活性化・・・という呪縛から少し逃れてみたほうがいいという事だ。

そして我々のような、もはや中高年の頭の中にある賑わいと、これからのまちをつくる若者の中にある「活性化・賑わい」にズレが生じている事を、補正しつつ議論を進めなければならないという事だ。

遠い日の神明通りの賑わいを取り戻そう、というような時代錯誤の想いの延長上に、決して解はない。

そして何よりも大切なのは人口だ。人口減を食い止めることこそがまちづくりの最大の眼目ではないか、とこの頃思う。

人口の減少を食い止めるあらゆる方策をやって行くことが、結果的にはまちづくりにつながる逆向きのアプローチなのかもしれない。

子育て支援、保育所の確保、若くしてこどもを生み育てられるような環境整備、そうしたことばかりではなく、政治はもっともっと踏み込んでいくべきだ。

結婚支援や出会いの創出など、以前は政治が関わる領域ではなかった部分にも踏み込んでいかざるを得ない。

人口を支えることが地域を支える事なのだ、とつくづく思う。子作りだけでなく、中高年の共同生活の場や第二の人生サポートなどによる人口増も考えられるだろう。

『お客を呼んで売り上げを上げよう、という作為的なまちづくりはすぐに飽きる』という趣旨の発言をされた方がいた。

まさに同感、観光志向ばかりが強くなると張りぼての、書き割りのようなまちになってしまいかねない。まちづくりう運動の落とし穴はそこにある。

まちは人が住んでこそまちだ。人が住み、人口の増える(増えないまでも減っていかない)まちこそが、真に活性化したまちなのだと思う。

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