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2010年1月

2010年1月31日 (日)

んめぇもの・酒 「雪がすみの郷」

今年も「雪がすみの郷」が出た。会津娘の高橋庄作酒造の純米生酒・うすにごり酒だ。一月の中旬、そして二月の中旬と二回販売される季節限定の酒だ。入手困難というほどではないがぼやぼやしているとすぐに売り切れてしまう。この酒に出会うと、小さな春を感じる。

会津娘は純米づくり以外の酒は造らないと聞く。以前は無名に近い酒蔵だったが、ここ十数年、確かな酒造りでのん兵衛の支持を確かなものにした。初めてこの銘柄を知ったのはまだ20代だった。そのころはなんと安易な、田舎くさい酒名なんだ!と思ったものだ(ごめんなさい)しかし、質の確かさ、旨さが人気となり、そうなるとなかなか良い名前だと思えてくるから不思議なものだ。

冬の凍てつく氷のような朝が続く。そんな中、急に冷え込みが弱まってザケ雪の朝が来る。雪の田んぼからは霞が立つようで遠くの景色がぼぉーっとかすんで見える。やっぱり春は来るんだわ、としみじみと思うのだ。そんなうっすらと濁った酒が「雪がすみの郷」だ。

会津娘は、スッキリで水のような、という酒とは対極にある。日本酒らしいコクがあり味わい深い、それでいて引っかかるようなクセはない。私はこの「雪がすみの郷」と秋口に出るこれまた限定の「つるし」が特に好きだ。

今年の雪がすみ、昨晩いただきました。コップ酒でふたつほど。うまかった。今年は昨年よりほんの少し甘味が少ないように感じたけど、味の記憶ほど当てにならないものはない。こんな風に家飲みで一升瓶を二本ほど空けると、本当の春が来る。

『朝焼けの朱を吸ってみる睦月果て』

2010年1月30日 (土)

盆地に住んでいる

会津若松市に住んでいる。観光名所で名高い飯盛山の近くに住んでいる。会津若松市は会津盆地(会津平ということもある)の中にある。盆地だから周りをぐるりと山に囲まれている。会津盆地を丸いお盆とすれば、会津若松市は東南の縁にある。縁にあるので比較的山が近い。飯盛山、慶山、小田山、青木山などの里山に近く、奥に背あぶり山が控えている。近年、その青木山を中心に里山の自然を見直そうという動きが高まっている。私もこの春には、ぜひ一度、青木山に登ってみようと思っている。

盆地の北部には喜多方市、西部には坂下町(ばんげまち)、西南に美里町(高田、本郷)などがあり、中央部を大川(阿賀川)が流れ、幾筋もの川が注いでいる。水は豊かだ。盆地はご存知のように、夏暑く、冬は寒い。会津の夏は、東北とは思えないほどに暑い。冬は雪が降り積もり厳しいはずなのだが、温暖化の影響か、それも過去形になりつつある。

私が子供の頃、(4~50年ほど前を指す)には、雪の量もすごかった。二階から出入りなどという事も実際にあったが近年は大雪といっても1メートルにも満たない。今朝の市内の積雪はほぼゼロに近い。雪がないのは楽でいい。しかし、地球の気候変動の真っ只中に立たされているんだ、とも感じる。時おり氷山に取り残され北極海を漂う白熊になったような気がして、背筋が寒くなることがある。

2010年1月29日 (金)

会津は傾いている その弐

会津は企業城下町でもある。漆器や酒という伝統産業とはイメージがかけ離れているが富士通を中心とした半導体のまちなのだ。県立会津大学はコンピュータ理工学部を有し、大学発ベンチャーの数は日本でも有数、IT産業のまちと言っても言い過ぎではない。その会津が半導体ショックの荒波を受けている。人員整理で職を失う人は数千人にも登るとか・・・。街全体がこの不況に少々傾いているような気がする。

中心市街地の空洞化は、地方都市の逃れられない運命のようだ。会津若松市はまだ良い方だといわれるが、第一の繁華街・神明通りにある会津唯一の百貨店・会津中合デパートが、とうとう2月一杯で閉店となる。

それは残念だが、面白い取り組みも進行中だ。デパートの中のテナントをまちづくり会社が中心となって神明通りの空き店舗に移そうと言うのだ。シャッターを開け、小粋な店を連続させて神明通りを再活性化しようとしている。10店舗近いお店をいわばフリーハンドで街の中に一気に展開させる試み。上手くいけば実に面白い。子供の頃、憧れだった神明通りに多くの人が戻ってきて、この会津の傾きを少しでも直して欲しいものだと願っている。

2010年1月28日 (木)

会津は傾いている

会津若松市は城下町。碁盤の目の街は東から西へ微妙に傾いている。観光地で言うなら飯盛山から、七日町へ向けてずっと下っている。上り下りの坂道があるわけではなく東から西に一本調子で傾いている。自転車に乗ったり、歩いたりするとその事がよく分かる。駅から飯盛山に向って行きは上りで相当に骨、逆に帰りは下りでラクチンだ。レンタサイクルを借りるなら飯盛山、東から西に周る。お城、お薬園、七日町、みんな下りでラクチンだ。反対方向のサイクリングは、アゴが上がる。

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